2012年12月20日木曜日

中目黒の家の建て方



SE構法の建て方、建物が3階建てで大きいので2日かかりました。SE構法の梁や金物を見ると
ホント安心できる構法だなと思いますね。
バスと通りの7mほどの道路での作業、主要な電線もありなかなか大変な作業です。




2012年12月11日火曜日

断熱と健康

断熱が良いと不慮の事故が少なくなる。
特に1992年の新エネルギー基準が出る前の
以前の住宅は断熱性能が低いのですね。底冷えがするというやつですね。


リフォーム産業新聞の記事
http://www.reform-online.jp/index.php/dannetsu/1828-2012-12-10-04-16-54

おいしいカステラ

先日友人のAさんから、烏鶏庵というところの烏骨鶏のカステラをいただきました。
おいしいわ、これ!やはり素材であじはかわりますね。
烏骨鶏の卵を使用。価値ある味でございました。Aさんありがとさーーん。

2012年12月10日月曜日

フィンランド デザイン展

サントリー美術館の 森と湖の国フィンランドデザイン展に行ってきました。骨太で生活につながったシンプルなデザインのガラス食器を中心にみごたえのある、楽しめる展覧会でした。いい住宅建てないとな


2012年12月7日金曜日

地震

防災科学技術研究所の強震モニタ
ブックマークしておこう!


http://realtime-earthquake-monitor.bosai.go.jp/

恵比寿のイルミネーション

恵比寿ガーデンプレイスの年末イルミネーション、年末だな


2012年12月6日木曜日

イラストでわかる建築用語


一般、初心者向けの建築用語集です。12月中旬に出ます。
僕とほか4人の建築家でつくりました。

「はじめに」より、

1、実務において本当に必要かどうかで選び
2、特に重要なようごは何か、優先順位を意識しながら
3、わかりやすいイラストで具体的イメージしやすいように

整理解説しました。
わかりやすい本ですよ!

2012年11月30日金曜日

周囲建物の日影と眺めのシュミレーション

用賀の家の周辺建物の日影と大きな建物の眺めのシュミレーション
スケッチアップで
明日は、これで、いろんな時期の時間の日影のシュミレーションを
住み手の前でします。
具体的にどんな影ができるか実感ができます。

2012年11月28日水曜日

寒い現場

今日は、瑕疵担保保険と、事務所の基礎の配筋検査。
木造でも配筋検査は大切です。
建物はSE構法なので、アンカーなどは特殊です。
写真で太いネジのある鉄筋ですね!

普通はべた基礎ですが、今回は布基礎
何故なら、杭による地盤補強(シグマアイ工法)でしっかりと地盤を補強し
基礎真下に鉄管の杭が入っているんです!

地震や道路の振動にも安心です!!




検査員と工務店の担当者・・・しかし現場は寒いな…
まだ11月だというのに、真冬と言う感じ

コンクリート打設時には温度を気をつけなけらばならないな今回は特に

2012年11月17日土曜日

一次エネルギー

省エネを語るとき
元のエネルギー(一次エネルギー)(石油)の消費とそれを加工した電気の消費(2次エネルギー)
を一緒に考えてはいけませんね。
目の前の電気を少なくしても、元の石油をたくさん使っていては、省エネのとは言えませんね

IBECのHPで

Web上で一次エネルギー消費量の基準達成率が算定出来るんです。
ちょっとした専門知識は必要なんですが・・・
おもしろいと思います

http://ees.ibec.or.jp/

2012年11月16日金曜日

ノイハウスのチョコの包装

昨日は
ベルギーに滞在のOさんが、一時帰省と言うことで、目黒で飲み会。
ベルギー土産にノイハウスのチョコ

 Art Deco & Horta

というアールデコの建築家 ヴィクトル・オルタの名前が

それにかっこいい包装
味もいいけど、デザインもいいですね・・・
建築家が愛されているというのもいいですね。


2012年11月15日木曜日

サッカーやった

サッカー
オマーン戦、昨日は夜、仕事もなくゆっくり観戦

アウェーで暑い中、押され気味でしたが勝利!
小さなチャンスをものにする実力、ホント強くなりましたよね・・・・

今日は、ジャパンテック、インテリア・トレンド・ショウに!
教えている学校の見学ツアーの案内役だ

2012年11月12日月曜日

自立循環型住宅セミナー

金曜日は、東京建築士会環境委員会主催の環境性能実践セミナー
「自立循環型住宅への設計ガイドラインの実践活用セミナー」
に行ってきました。
講師の野池政宏さんの話は、とてもわかりやすく
今後の住宅環境を考える上で、とても参考になりました!
パッシブの考えかたもわかりやすかったな・・・・
今後の住宅に結構参考になりますね。

数値化は大事だけど、数値化を重ねて生まれる感といったものこそが
結構役立つ…なるへそ、じゃないと設計に使えないんだよね。

2012年11月8日木曜日

欄間の再利用


鶴見川の家で、建て替え前の欄間をどこかに使おうと言うことになりました。
純和風だけど、使い方によっては面白いので挑戦です。

以前中央町の家でも欄間を使って好評でした。
その欄間はモダンなものでしたが、今回は純和風、何処に使おうかな・・・


2012年11月6日火曜日

建築士=設計できるとは限らない(2)

少し間が空きましたが
建築士=設計ができるとは限らない2

名刺に一級建築士、二級建築士、木造建築士とかかれていますが・・・
建築士を持っているからといって、設計ができるという訳ではありません
また建築士を持っていなくても、建築家として良い仕事をやっている人もいます。
建築では実務と資格はきれいにリンクしません。
建築物をつくると言っても、幅広い業種関係するのですからね。
役所系/研究系/設計事務所系/建設会社系/住宅メーカー系
構造・設備系/都市計画系/職人系/資格系

さて研究系
大学や専門学校の先生で一級建築士の方
学校では計画、歴史、構造、設備、まちづくりなどと別れていて、多くの方が一級建築士を持っています。
しかし、いわゆる設計監理ができる方は計画系のほんの一部です。
計画系でも多くは計画の研究、実際の設計となると・・・

有名な建築家で大学でも教えている方は、優秀で
しっかりできますが、その他は怪しい。
数年前に、工務店の力を借りて一度設計をしたことがあるとか言う方もざらです。
学校。研究系の場合はまず、専門の研究等はともかく、
設計のほうはしっかり確認してからでないとだめですね。
まして、工事監理となると経験が大事なので、さらにしっかりできる方は限られます。

学校関係で知り合いに一級建築士いるから聞いてみたら・・・
実験住宅に挑戦されたり
知り合いの有名建築家を紹介されたりして
吉と出るか凶と出るか、それはあなた次第ね。

2012年11月5日月曜日

山田守邸

昨日は、腰痛をこらえて、ちょっとしたレクチュアーのための
資料、表参道の建築の写真をとりに表参道を散歩。
20数件の有名建築物を
僕なりのちょっとしたカテゴリー分けをして1時間ほどお話予定。
で、古い建物も紹介ということで、戦前の分離派の建築家、山田守の住宅も・・・
青山学院の裏にあり
一階が蔦コーヒー店、2階が蔦サロン、
蔦サロンを使う方にちょっと入らせていただき、プチ見学。
古い建物は、それなりの魅力を備えている!

少し手直しするともっと魅力的な場所になりそうだな・・・
蔦コーヒー店は時間的に入れなかったけど、いい庭もありそうなので
次の機会に寄ろうと思う。

2012年11月2日金曜日

用賀の家

用賀の家の、最初の模型。
行き止まり道の2m接道の敷地。

住宅の場合、条件に充分答えたと思って提案しても
これで決まることはありません。たたき台です。
住み手も具体的な大きさと、外部環境とのつながりがこれで初めて把握できるので
この後の、住み手からの様々な観点からの意見がとても大切です。
住いの建築家としては、この意見をとても大切だと思っています。
根本的に変わることもあるのですが、冷静にチエックすると
住み手のこだわりが浮かびあらるんですね。

この案も、最初の住み手の条件だった2階キッチン居間食堂の案ですが
現在は1階キッチン居間食堂案を作成中。
ここらあたりから、住み手の具体的な住み方が見えてくるんですね。

2012年11月1日木曜日

すずめ

スタバで、一休みしていると、足元に、すずめ。都会でも、すずめ頑張ってるようだ(笑)


2012年10月31日水曜日

杭状地盤補強工法

今日は、住宅の杭打ち、と言っても
この杭は正式名称、杭状地盤補強工法(Σ-i工法)といって
杭の仲間ではなくて、地盤補強の仲間です。
細い鋼管を基礎の下に何本も埋め込みます。
杭は硬い層まで達するようにします。
硬い層がほぼ20m以内にあり、3階建て以下、軒高さ9m以下、最高高さ13m以下、延べ5000㎡以下であれば、使えます。
設計で採用したのはこれが2回目。
43本1日半程度で終わります。以外と狭い敷地でも施工は可能です。



2012年10月30日火曜日

リフォームの裏表


土日と横浜シンサナミで
リフォームの裏表のお話をさせていただきました。
有名なリフォームの番組を見ながら、リフォームの色々な話をさせていただきました。
時間に限りがあったのでほんの一部ですが
リフォームは、新築以上に難しい問題が山積です。経験が大切ですね。

2012年10月26日金曜日

地鎮祭


地鎮祭は一般的には、地元の神社にお願いするのですが、今回は日程が厳しく
杉並の猿田彦神社に・・・
玉串料も明解、奉献酒以外すべて準備してくれ、式次第のパンフを
施主に渡してくれるというサービス。
なかなかいいかもしれない。

2012年10月24日水曜日

リフォームの裏表

今度の土日
10月27日28日
シンサナミ横浜営業所で
1時より
僕と上野タケシ、山本覚の3人でリフォームの裏表をお話します。
リフォームをしたくなるか?やめたくなるか?
きいてからにしたら・・・

http://www.shinsanami.co.jp/infoplaza/image/2012_10_11.pdf






2012年10月3日水曜日

花の木美術館

僕の友人である画家、佐藤俊造さんが、2010年若くして亡くなりました。
とても悲しいことでした。
でも、お兄さんが、美術館を造りました。
いつでも、佐藤さんの作品に会えます。
佐藤さんの作品は、
具象と抽象の区別、ものとイメージの区別、言葉と画像の区別、
人とものの区別、日常と非日常の区別
と言った区別が、表現にとっては何の意味もない
と言うことを教えてくれました。
ひとや自然の横に寄り添って生まれた作品群です。

お近くの方は、一度覗いてみてください。


国東半島の付け根
大分県速見郡日出町大神にある小さな美術館です。

http://hananoki-bijutsukan.com/

2012年10月1日月曜日

数寄屋大工展

先週土曜日、東陽町の竹中工務店の数寄屋大工展にいきました。

展覧会最後の日に間に合いました。いい展覧会でした。

ものづくり・・・今のものづくりは、急いで造ることがチトおおすぎますね。
急がずに丁寧に、考え、造るということも忘れてはいけません。
そんなことを、展覧会の大工の丁寧な仕事の様子などを見ているうちに考えてしましました。
1時間以上のんびりと会場をふらふら。

今の住宅の多くは、時間との闘い。時は金なり

土地から買う方は、利子や返済もあり急ぐし、
世間は補助金だ、税金だで早くしようというし、
土地がある人でも、誰を信頼するか、頼むか調べているうちに
実際に建てる時間を失っているし、
少し余裕があると、住宅メーカ―が急がせるし
住み手は、工期ギリギリの中で決断を迫られるし
工務店は、施主に早くしろと言われるし

などなど
しかし、良くできた古い家などを見ていると、それでいいのだろうかと
考えてしまいますね。

もしかしたら、時は金なり・・・とは

時を丁寧に使うことこそ、価値があると言っているのかもしれません。





2012年9月26日水曜日

空家って意外と多い


空家って意外と多いですね。

空家が増えているのは話題になっています。
先日、僕たちの主催する「三軒茶屋ネタ見世」
http://www.facebook.com/sannetamise
(フェイスブック公式ページ)

でも空家についてやりました。

で、先日、3階建ての住宅を建てるのに、
目黒区中高層建築物等紛争予防調整条例に基づき、
近隣説明で、近隣を回ったのですが、やはり空家は結構あるというのが実感。

戦後、安易に持ち屋政策を進めたつけかもしれません。
大きな都市は、ある程度の大きな賃貸を主として構成すべだったとも思います。

こういった建物をうまく利用するシステムが欲しいところですね。

2012年9月25日火曜日

ショールーム

今日は、新宿リクシルの巨大なショールームへ
キッチン(サンウエーブ)浴室、便器、タイル等(イナックス)その他トステムなどの商品が
巨大なフロアーに、10時に鶴見川の家のクライアントと。
終わったのは1時半、ワンフロアーで多くがそろうのはありがたいけど
他のメーカーは戦々恐々だろうな・・・これに照明や家電がいくらかはいったら・・・・どうなるんだろう



2012年9月21日金曜日

交通不便な実家・・・

夏休みに帰った、福井の実家
誰も住んでいなくて、姉が時々管理、交通が不便ですが
何かに利用できないか、このところ思案中。

先月の三軒茶屋ネタ見世でも、提案募集しました・・・

町は、和太鼓が盛んで「オタイコヒルズ」がある、魚カニがうまい。
越前焼きで有名、オタ豆腐がおいしい、越前そばはうまい・・・
なんて特徴もありますが、古い家
何か使えないかな・・・

北陸線、武生駅から車で20-30分程度です。

130年ほどの民家
囲炉裏や蔵もあって、趣はあるんですがね・・・

なんかいい使い方ないかな・・・

仕事場としても考えたけど、福井でお仕事が今のところないんだよな・・・んん



2012年9月17日月曜日

スケッチ オブ ミャーク

ミャークってなんだろうと思っていたら、宮古島。
宮古島に根差した音楽のドキュメント。
監督は大西功一で、僕らの世代の音楽好きには忘れられない夕焼け楽団の久保田麻琴が案内役

音楽の原点を感じるいい映画でした。僕はたまたまブルース好きですが、音楽の原点は同じもの
音楽にジャンルはない!生活と密着した音楽はホント、素晴らしい。


http://sketchesofmyahk.com/index.html


90歳近くのおばあちゃん、宮国ヒデさんの歌としゃべりは絶妙だったな・・

2012年9月13日木曜日

引渡後リフォーム型既存住宅かし保険(個人間売買)

昨日、知り合いのKさんが来て

住宅瑕疵担保責任保険法人のハウスジーメンで
中古住宅を売買するときに、瑕疵の問題がありますが
これを、解消するような保険です。

購入してからリフォームする場合・・・設計事務所で多いのですが
ひらいてみたら・・・構造直さないと・・・予でも算が
なんてことが多いのですが。

それを解消できる保険のようです。

中古住宅を買うときに、この保険(検査共)を付けて売買すれば、安心して
構造や雨漏りについては心配がない。
設計事務所も安心して、リフォーム予算が作れるといった利点があります。

中古市場には魅力的な保険ですね。

ハウスジーメン 
http://www.house-gmen.com/pages/service/existing_kashi/buyandsell03.html

2012年9月10日月曜日

隣地説明

一般的な地域では、10mを超えなければ、中高層建築にならないので、隣地説明や日影図は不要なのですが、今設計している敷地は、第一種低層住居専用地域。ここでは3階建て、または軒高77m超えで、中高層建築物になってしまいます。木造の3階建て個人住宅ですが・・・

前面道路7m、バスの通りで、周りも3階建てが多く、とても第一種低層住宅専用地域には見えないのですが、現実は第一種低層住宅専用地域。

今日は、20件ほど戸別説明訪問とビラの配布でした。回りに3階建ても多いので、みなさん多くは
ご理解いただきありがたいところです。


2012年8月23日木曜日

暑いですね・・・
夏休みをとるために、八月はちょっと忙しくて、一か月ほどブログパスでした。
何とかこの一週間でホンの少し取り戻したので、そろそろまた書こうかな

夏休みは、一人誰も住んでいない実家へ、
夜はちょっと怖いくらいです。


2012年7月30日月曜日

真北測定


暑い中、真北測定。
太陽が照っているのはいいけど、とにかく暑い・・・

2012年7月27日金曜日

建築士=設計できるとは限らない


名刺に一級建築士、二級建築士、木造建築士とかかれていますが・・・
建築士を持っているからといって、設計ができるという訳ではありません

また建築士を持っていなくても、建築家として良い仕事をやっている人もいます。

建築では実務と資格はきれいにリンクしません。

建築物をつくると言っても、幅広い業種関係するのですからね。


役所系/研究系/設計事務所系/建設会社系/住宅メーカー系
構造・設備系/都市計画系/職人系/資格系

先ず、役所系

営繕関係や確認申請関係が主です。
多くの方は、法律のチェック、見積書の作成、建築関係の書類の整理
建築行政の推進などですから、設計や監理に「直接」関わりません。
外部設計事務所への発注を管理するのが主です。
見積も市場と言うより、役所の基準で進めるので、市場の住宅の見積もりなどは
不得意でしょう。図面などをほとんど書かない方も多くいます。
いわゆる建築士という資格は、建築全般を学んだ証明書程度ですね。

2012年7月17日火曜日

名刺に建築士と書かれていますが・・・

名刺に一級建築士、二級建築士、木造建築士とかかれていますが・・・


<建築士>は以下のように分類されます。

役所系
研究系
設計事務所系
建設会社系
住宅メーカー系
構造・設備系
都市計画系
職人系
資格系

医者だっていろんな専門があるように、
眼科に産婦人科の事を相談したくはないですよね・・・

詳細は次からのブログで

2012年7月10日火曜日

住まいの経験値


人が感じるもの・・・五感
大切ですね。
今は視覚の時代
知識や情報の取得量は視覚が一番なのでしょうが
判断は知識や情報の量には比例しないですよね。
人の判断にかかわるのは、視覚は5分の1以下のような気がしませんか?

もちろん文字情報は視覚情報ですね。
言葉は違いますが・・・

住まいも五感を大切にすることが大切だと思います。
ついつい視覚情報で選んでしまいますが・・・

経験が薄いと視覚情報にまどわされると僕は思っています。
男性がイメージする女性・・・
女性とお付き合いの経験が薄ければ薄いほど
(少ないではありませんよ。薄いね)
視覚情報に頼るのではないかと思っています。

住いも、そろそろ、視覚時代から
住いの経験値が大事になる時代に移行して来たと僕は思っています。
これは、
自分たちの住みかたの良いところを発見することでもありますね。

2012年7月7日土曜日

いいものみっけ

昨日、目黒区役所へ、法人都民税払いに行ったら


窓口で、こんなの見っけました。
面白そう・・・無料です。

2012年7月6日金曜日

名づけることの大切さ

論語に
子曰。觚不觚。觚哉觚哉

とあります。これの意訳

孔子がいったよ。小さな杯を使う儀式なのに、みんなで大きな杯で酒をのんで騒いで
小さな杯の儀式だと言いあっているのは変でしょ、そんなの、だめ、だめよ

といった訳らしい

安冨歩さん本で知りました。
名をいい加減にしていると、実際もいい加減になるという話で
ホント、大切な話です。人は、言葉で考える生き物ですからね。


何故そんなことここに書くかと言うと、大津のいじめの話。
度を越えたいじめは、犯罪と言わないといけません!
マスコミや政治家はホント言葉を大切にしてください。
これは犯罪ですね!
「いじめ」と言っている限り、教師も判断ができなくなります。

このようなこと意外と多いですね。

僕は、住宅は、
基本的には建築とは呼びません。建築には西欧のアーキテクチュアという
訳のわからない香りがついてきて、判断を間違うからです。

僕曰。住宅不住宅。住宅哉住宅哉

ってとこでしょうか。住むということを大切したいですね。

最近では

子曰。責任不責任。責任哉責任

こんな言い方あるかどうかはわかりませんが、
責任が極めていい加減な言葉として使われ始めていることは確かなようですね。

2012年7月4日水曜日

特定緊急輸送道路沿道建築物 耐震化助成制度

特定緊急輸送道路沿道建築物 耐震化助成制度
幹線道路に面する大きなビルで56年以前のものは、耐震診断を先ず受けなければなりません。
マンションの理事会の方もそろそろはじめないと、と言うことでうちにもご相談が

診断の助成金は、都の延べ面積や階数による算定式で決まっているので
そのまま助成されるので問題はないのですが、
建物の図面が残っていないと、助成金より余分にかかる分は助成対象にならないので
理事会でちゃんと話しておかないといけませんね。

ホントは図面は管理組合が管理保存するものなのですが、管理会社に預けてそのままわからなくなったなんてことがありそうです。

2012年7月3日火曜日

使える内外装材活用シート

昨年出版した、「使える内外装材活用シート」(エクスナレッジ)
がカラー化改訂版が出版されました。
巻頭は屋上の緑化の記事になり、
各章、23コラム、僕たちの建材取材記事が新しく追加されました。
興味深い記事になったと思います。



2012年7月2日月曜日

生かすデザインへ


唐突ですが・・・
思っていること・・・

制御するデザインから
生かすデザインへ

クリエイティブなデザインから
イマジネィティブなデザインへ

形態のデザインから
交感のデザインへ

時代は変わりつつあると思っています。
であるとしたら、
住宅デザインはまだまだ可能性があるだろう・・・

2012年6月26日火曜日

音楽仲間

7年ほど前から、目黒でブルースセッションをという音楽で遊ぶプチイベントを
大体月1回サポートしているんですが、7年もやってくると
音楽仲間がたくさんできました。
先日日曜日にも
自由が丘オッドフェローズと言うバーの音楽仲間のイベント「オッドロックvol9」
に参加させてもらいました。音楽仲間はホント、仕事なんて関係なくて
楽しいですね・・・9組の多彩なバンドが4時から10時まで・・・
僕は生ギターのデュエットでした。



2012年6月22日金曜日

手抜きとういうか 不思議と言うか・・・


中古マンションの防水の話。


結構高級なマンションを、昨年末浴室はいじらずに改装しました。

先日浴室から水が漏っている、と住み手の方から。
改装のよしみで、相談に。

早速、仲介不動産と売り主に来てもらって、改修交渉。
以前から怪しかったとのこと、水回りの事は、ちゃんと売買時に伝えておくべきことですね。
何とか売り主に負担をしてもらうことに・・・

そして、改修・・浴室の床を壊してみたら。

1、元の工事の不思議さ。

2、住み手が行った10年前の浴室建具と水栓の取り換え工事のずさんさ。

この2点が明らかに・・・

1、元の工事、たぶんちゃんとした建設会社が行ったのだと思いますが、
RC造の浴室防水下地は当然コンクリートかモルタルなのに、合板が・・・
たぶん洗い場のかさ上げ(高くするの)に合板を使ったようです。
普通は絶対しない工事。何故なのでしょうか?
不思議です。
工期が間に合わなくて応急処置で防水をしたのでしょうか?

2、住み手は不動産関係の方ですが、浴室の水栓と出入口を替えたときに、
ケチったのか、ひどい業者にあったのか、
防水層を切断して補修もせず、建具と水栓を設置して石張りの仕上げ。
仕上げが良けりゃいいという物ではありません。
建具の下の防水を切ったところから漏水。
正直笑ってしまいますが…こんなことをする業者がまだいるんですね・・・
仕上と値段でごまかされたのかな・・・

中古物件、住み手が水回り変更していたら注意ですね。
だって住み手にチェック能力ないですからね。
業者にいいように扱われていたかもしれないです。
それと、80年代までのマンションでは浴室もユニットバスではなくて、
防水型の浴室が結構ありました。注意したいものです。

で、先日もう一つ、知り合いの方のマンション上階から漏水が、数年前に続き2度目とか。
前回やった業者の配管工事がいい加減だったのが判明。
下に住んでいる知人はたまったものではありませんが、
上階の持ち主も、いい加減な工事をされていい迷惑ですね。

水回りは、ちゃんとチェックしながら改修する必要がありますね。
といって多くの方は業者任せでですが。
写真も撮ってね。売却するときも、それを渡したいものです。
マンション履歴書と言うのが必要なのかもしれません。

2012年6月21日木曜日

すべり台

今設計をしている住宅で、すべり台を付けるかどうかの検討・・・
すべり台は角度と、最後の距離で安全が決まるのですが
なかなか,確信がもていないので
近くの公園へ、採寸と実体験


すべり台使っていたお嬢ちゃんに、滑らせていただきますとことわって
ひとすべり。むむ、まだ確信は持てないな・・・


2012年6月20日水曜日

食品サンプルと住宅展示場

最近の日本での傾向ですが、住宅は住宅展示場で決める人という人、住宅購入者の50%らしいです。


この住宅展示場、飲食店の店頭の食品サンプルに似ていませんか?
住宅展示場で住宅を選ぶのは、世界的に見て少数だと思います。
ドイツもそうらしいとどこかに書かれていましたが、
工業化され規格化が進んだ国の特徴かもしれません。

しかし、ものづくりとしては
飲食店や、住宅会社を
何故食品サンプルで、住宅展示場で選ぶのかはわかりません。

だって両方とも、管理された工場生産品ではないのですから、
どんなに工夫しても、現場の職人(料理人)に左右されるのです。


ま、マックくらいシステム化されていれば、ありですが、
(住宅もそれを追求している会社もあるようです。)


でも、それなら食品サンプルはいりませんよね・・・



安心して暮らせると言われる日本で、食品サンプル・・・
理由は???

僕の仮定ですが、明治以降今までの食生活、住み方を捨て、新しい食生活、住み方を取り入れようとしたときの急激な食生活、住み方の変化の中で、その見本としてはじめられたものではないかと思うのです。
それを人は「近代化」といいますが、


そうです、食品サンプルや住宅展示場は、伝統的な食生活や住まい方を失った人たちが、新しい食を、住み方を見つけるために、漂流する「とりつくしま」みたいなものだった
のではないでしょうか?


食は、すでにそれを脱しつつありますが、住まいは・・・


自信を持って今までの住み方もいいんだよと言わず、
「近代化」はいいんだとささやいて、
漂流させてしまった責任の一端は
建築家にもあるんでしょうね。

2012年6月15日金曜日

地震の地域係数Zっていまいちわかんなかったな

建築基準法関連告示に

地震の地域係数Z
(建設省告示 昭和55年11月27日 建設省告示第1793号)

と言うのがあるのですが、昔から不思議な係数だと思っていましたが
こんなのなくそう・・・と言った記事


日本はどこでも大きな地震は来る!
野家牧雄さんの記事を読むと
その不思議さが了解できます。


2012年6月14日木曜日

模型ってなんで造るんだろう・・・


住宅の設計をするときに、模型を必ず造ります。
ずっと当たり前にやってきています。

模型を見せると、わかりやすいととても喜んでくれますが、
パースやCGでもいいんじゃないかなとも時々思います。
CGなんて中を歩けるし・・・

最近、一般読者向けの建築の本をいくつか出してみて、
出版社の方と色々話してくると、自分達建築家の俯瞰癖がとても鮮明になります。

これ、「エラそう・・」って言われることもありますね
建築家はついついマクロな視点、上から目線で見てしまいます。
それが一般読者にはわかりづらいと・・・
もっと身の回りの事実から説明してくださいって。

俯瞰することと、身近な具体的事実を見ること両方大事です。
建築家にとっては、抽象的ではなく、
具体的なこととしっかり向き合う姿勢が大事です。

逆に、住み手も、目の前の具体的事実に振り回される前に、
住まいを時々俯瞰してみることも大切だと思います。

そうです、
模型は住み手が自分たちの住まいを俯瞰するためにとても役立つのですね。

模型を眺めていると、
自分たちの住み方の「美しさが」「良さ」が見えてくるんです。


2012年6月11日月曜日

子供はパブリック

子供は家の奥に・・・
それはそれで、いいのですが
子供はある程度成長したら、プライベートで囲むより、パブリックにおいて
社会とつながらせた方がいいのではと思います。

HOUSE12T
12坪の家、
都市の住宅でも、1階をパブリック、子供の領域と言う発想で考えた住宅です。

「子供はパブリック」 HOUSE12T #4

2012年6月9日土曜日

sketchup で隣家の影をチエック

スケッチアップの 影の機能はなかなか素晴らしくて、
設計の業務にも使わせてもらってます。
フリー判は真北の設定がチト大変ですが、隣家と設計する住宅の影が
日にち戸時間で簡単にチエックできます。


今やっている3階建ての住宅の影チエック
このようなこともしながら、プランを決めていくんですね。

結構、役立ちます。

2012年6月5日火曜日

魚焼き

キッチンでの魚焼き
設計の段階で、どうしますか?いつも聞きます。

あまり焼かない方、グリルを使う方、専用のグリルを使う方・・・
網を使う方・・
僕は、グリルを使いますが、あれを洗うのが好きじゃないし、奥の方の排気口は汚れて行くので
何とかならないかといつも思います。

使い手としても、設計者としてもね。

で、先日、施主の方と話していたら、フライパンでオリーブオイルでふたをして焼くとか

汚れも、すぐ洗えるからいいとのこと。

早速、やってみました。

それなり焼けました。オリーブオイルなので、変な油っぽさまなく
おいしく焼けました。

これからはこれも有力な選択肢だな・・・



2012年6月1日金曜日

事務所内は大騒ぎ

今日は、二世帯住宅の子世帯の家族5人が打合に事務所へ。

いつもは静寂の事務所は、久しぶりに大声の中での打合!

お子さんは5歳、3歳、1歳、男の子3人ですからね。
喧嘩したり、泣いたり、なかよくあそんだり。
楽しい打合ですが、僕も時々何を話していたか忘れたり・・・
しかし2時間ほど、子供もよくがまんしてくれました。

昔の子育てをおもいだします。




僕は、いわゆる今でいう「イクメン」の一種・・・、
設計事務所は時間の不規則なので
朝ごはんと、保育園へ連れていくなどの朝の仕事は、中学校まで
どんなに遅くまで飲んでも僕の担当でした。
また、時間調整のきく仕事なので、学校のPTAや学童も僕のお仕事。
(暇だったわけじゃないのですよ。今より全然忙しい)

ですから、子供は女の子一人でしたが、多くの先生や子供たちとそれなりに仲良しになりました。
楽しくもいい経験です。
しかし、学童で男の子3人以上いたお母さんは、たくましかったし、みんないい子だった。
兄弟が多いっていいですね。

元気な男の子3人の二世帯住宅・・・


2012年5月31日木曜日

チト 残念な話・・・



今日は、20年ほど前の住宅のサッシの戸車をもって相模原へ・・・
何故かって?

地元の工務店とサッシ屋さん、重くて開かなくなったサッシを二人で見に来て
とりはずしたり、いろいろ見て相談 サッシを取り換えないといけないかな・・・って

言われた義理の父が、直すの高くなるかな・・ って心配して僕に相談。

え、戸車代えればいいのですよ

と言うことで、さっそく三協rアルミへ問い合わせ
部品を取り寄せ、相模原へ今日行き、20分ほどで作業完了!
ばっちり再生しました。
素人の僕でもできる作業!


工務店はともかく、サッシ屋さんはプロのはずなのに、修理と言うことが
眼中にないのでしょうか?不思議です。

新築や簡単な取り付けばかりやってきて、面倒なことはしたくない・・・
と勘違いされてもしょうがないですね。職人魂ゼロ??

しかし、ホントものを大切に使い、直して使う発想は大切だと思うんだけど・・・

義理のお父さん大喜び、昼はお寿司とってくれました(笑)

2012年5月30日水曜日

だめん住ウォーカー10


だめん住ウォーカー(クライアント) 十か条 


■その10  100%満足できると思っている。

 現場で、思っていたものと違うと言われると・・・設計者や工務店は悲しいものです。

これには4つの場合があてはまります。

1商品なんだから、隙間や傷がついていたら欠陥だ!
手に入るときは100%きれいじゃないと・・・

2材料サンプルや図面やパースなどで説明してもらってもわからない、
思っていたのと違う!

3住み手に説明なく設計者や工務店が勝手に進めてしまった。
説明してほしい。

4単に設計者や工務店の力不足。


3、4は、設計者や工務店の問題ですから、だめん住クリエイターの項目へどうぞ。


★一つ目の、商品なんだから、隙間や傷がついていたら欠陥だ!
手に入るときは100%きれいじゃないと・・・

気持ちはわかりますが、いろんな職人が現場で100%満足ではない環境で
仕事をするのが家づくり。
工場とは違います。これを工場生産品をきれいに包装して届けられる商品と
同じと考えないほうが、本当は住み手に得です。

何故得かって?

住宅メーカーはこういったクレームを避けるため、
無垢材や手作りを避けプラスチック製品を生み出すのです。

 さらには、気にならない傷も、引越し屋が付ける傷確認の付箋紙で
急に目覚めてしまう「傷物はつかまされないぞ症候群」・・・
仕方はないですが、
そんなことより直すべき傷(問題)を見逃さないように。


★二つ目の、説明されても、わからない・・・

空間のプロではないので、イメージをパースや小さなサンプルで想像しろと
言うのが難しいものですが、

そんな人がさらに住まいを商品として考えてしまうと、
現場のものづくりや、空間なんて全くイメージできなくなってしまいます!

そんな場合は、住宅展示場の出番です。

空間のプロから言わせると、様々な敷地に立つ住宅は、
住宅展示場とは似ても似つかないのですが、
住宅を商品と考える人には、同じ質に見えるようです。不思議です。

 どんなメーカーでも現場に合わせて、いろんな職人を調整して造るので、
マニュアル通り作っても違う物ができます。
同じ食のチエーン店でさえ店が違うと味違いますね。

 ものづくりの持っている、ポテンシャル。
ものづくりの出来の幅や予想とちょっと違う世界を
ポジティブ側として楽しむ余裕が欲しいですね。
そうすれば、100%なんて言っていないで
120%満足だってあるんですね。

ネガティブ側の欠陥はともかくだめですが。

2012年5月25日金曜日

だめん住ウオーカー9


だめん住ウォーカー(クライアント) 十か条 

■その9 いわゆる定価といったものがあると思っている。

住宅の価格ってどれくらいと聞かれますが、
この問いかけ自体があやしい質問です。
どれくらいの質の住宅を考えているかがわからないのですから、
わかるはずありません。

既成の商品は、定価というものがあります。
オープン価格だったとしても、
他の商品と比較してどれくらいかはわかります。

だから、こんな場合は割引率でどれだけお得かがわかります。
今はインターネットで価格を比較できますから、一目瞭然です。

でもこのような商品でも、
エアコンなどのように取り付けが関係すると急にわかりにくくなります。
簡単な工事の時はあの業者は取り付け費安いのに、
難しい取り付けだと急に高くなってる。
一方の業者の方が安いが、取り付けは仕事雑だとネットで出ているどうしよう・・・
ということです。
工事は依頼をした後ですることですから単純には比較できないのです。
ひどい工事だったら安くても全く意味はないのですから。
直させたりしたら気苦労が待っているだけ。

そうです、まだあまり内容も決めていない住宅で、
さも定価があるように見せて安くしましょうとかいっても意味はないのです。
まけても、どこかで、つちづまを合わているだけです。

多くの住宅は決まった値段があるようにふるまっていますが、
多くは後出しじゃんけんです。
工事を始めたら、この工事オプションで○○円です、
なんて事のならないように、しっかりと見積書を見て説明を受けましょう。

料理(家)は同じレシピ(設計図)でも料理人によって味は違ってきます。
つくってみるまではわかりません。
レシピだけで値段を決められる人はいません。
ましてレシピ(設計図)もない状態で
安いか高いか、負ける、負けないなんて言っていること自体はおかしいのですね。

住宅は定価や値段があるのではなく、
ある値段で契約して造るのです。

ですから
つくる人(料理人)によって違って当たり前です。
しっかり契約し、しっかりとしたレシピ(設計図と監理)で、
しっかりした料理人(管理者と職人)で料理(家)を造りましょう。

2012年5月24日木曜日

だめん住ウォーカー8


だめん住ウォーカー(クライアント) 十か条

■その8 決められないことは先に延ばしたい
  
 誰でも、不安な物事や、判断が難しいことは先に延ばしたいと思うものです。
私も、悩むことは先に延ばし、
そのうちに何か良い情報が入るだろうなんて思うこともしばしばですが、
ほとんどは何も起こらず、
結局は初めに思っていたことを決断することが多いものです。
早く判断していればその時間をモット有効に使えたのに・・・
なんていつもは反省ばかりです。

いやいや、ぎりぎりで決めたから、良い選択ができたなんて
自分に言い聞かせることもよくあります。

 熟考することはいいことですが、
住まいづくりでは判断をあまりに先延ばしすることは賢明ではありません。
住まいづくりも時は金なりです。

でも、この意味合いは、工務店と住み手で若干違います。

 工務店にとっては、職人の働く時間が少なくできれば
当然儲けは多くなります。

ですから5日かかるものを4日で出来ればその分儲かります。
まさに時は金成の言葉と通り。

 でも住み手が、工務店と同じような工期が短いのがいいなんて
言っているのを時々聞きますが、これは間違い。
工事に時間をかければいいとは言いませんが、
無理に早めるのは工事の質を落とすことにもなりかねません。
仮住まいの費用を考えての事なのだとおもいますが、
私は仮住まいの費用より住宅の質をとります。

 住み手に取って、時は金なりは、工務店とは違い、やや複雑です。
つまり、住み手の判断が現場で流動的で、
変更や追加工事が増える場合にあてはまります。

たとえばあなたが、一日でやろうと決めて始めた仕事を中断され、
別の日にまたきてやってくださいなんて言われたらうれしくはないと思います。
これは職人だって同じです。

職人はプロですから、だから手を抜くということはほとんどありませんが、
よりよいものを造るという点では良い結果は生まないと思います。

 それに、変更や追加工事の見積もりは、
工事途中でもう拒否できない立場となった住み手の方が不利に働きますから、
査定の甘い見積が出ても、じゃ工事しなくていいよ言えない場合が多いのです。
特に予算がタイトな現場では、追加や変更は要注意です。


 住み手は、出来る限り決めることは早めに決め、
それに従い職人にしっかりと良い仕事をしてもらうことが最も賢明です。

納得せずに判断しろということではありませんが、
ちょっと考えておきたいことです。

いろいろ悩んで決めたいとき、
職人と一緒に決めたいといった場合は、
予算と工期に少しでもいいですから余裕を持たせておくといいでしょう。

2012年5月21日月曜日

だめん住ウォーカー(クライアント)7


だめん住ウォーカー(クライアント) 十か条

■その7やっぱり値段だ

値段は大事です。同じものなら安いほうがいいに決まっています。
でもこれは同じ商品という前提での比較です。
ある人にとって価値のあるものも、ある人にとっては何の価値もないならば、
安くても良かったとは言えません。
価値がないのですから。

家はどうですか?
家は既製品ではありません。住み手の意をくんで、現場で造るものです。
だから造る前に良かったかどうかは実際はわかりません。
自分の住み方も明解になっていないのですから・・・
家の価値は住み始めて、維持して初めてわかるものです。
ですから、値段の比較ができません。
厄介です。

住み手にとって大事なのは、
先ず自分にとって価値のある家を手に入れられるかどうかです。
そして、それがリーズナブルに手に合入るかどうかです。
逆ではありません。

それには先ず設計段階で、
自分たちの価値を形にしてくれる設計者と出会うことが大切です。
そしていい職人さんや工務店と出会いしっかりした家を建て、
工務店のアフターケアや生活の中での
自分たちにあった維持も可能な家かを考えておかなければいけません。

こういったことがないがしろにして、
安い家を購入したと喜んでも意味がありません。
価値が低い家を購入するわけですから
いわゆる安物買いの銭失いですね。

自分に必要な家がある程度明確にでき、それに対して、
安いと悪いかを言わない限り、値段は安いとも高いともいえないのです。

値段に目をやる前に、自分たちの住まい方や、
住まい方の優先順位を把握する努力をしましょう。

工務店の選び方も、単に値段ではなく、
アフターケアも考え何かあったらすぐに駆けつけてくれるかなんて考えてみると、
若干変わってくるかもしれません。
長い目で家を見てみましょう。
最後は値段かもしれませんがね。

2012年5月18日金曜日

草屋根、屋上緑化の取材

昨日はエクスナレッジ「内外装材活用シート」改訂のための取材。
みんなの建材倶楽部の建築家と編集者、カメラマンで、世田谷の屋上緑化のイケガミさんのところの草屋根の実例と、建築家の小島さんの設計した高田馬場の屋上緑化へ行ってきました。


草屋根のイメージとしては建築の専門家としてもあまり好印象はもっていませんでしたが、
実際見てみると魅力的な工法で実現可能だと感じました。

屋上緑化も、14年間住み手の方が屋上菜園などをホントに楽しんできたようです。
屋上緑化というより庭が一つできたという感じです。

二つの実例は、緑を楽しむという視点から作られたもので、それが成功の秘訣だと思います。

草屋根や屋上緑化は、断熱といった狭い機能のためにするのではなく、
生活を楽しむものという視点からするべきなんだなと改めて感じました。
可能性を改めて感じました。




2012年5月15日火曜日

SE構法が純粋ラーメンに進化!

昨日は、SE構法(NCN)NDN主催の勉強会に

SE構法が、準ラーメンから純ラーメンへの進化したことに加えて
大規模木造への対応なども可能となったことの説明に加えて
SE構法のローンサービスの展開や最近の省エネへの対応など
盛沢山でしたが、なかなかためになりました。
ここでもいくつか紹介して行きたいと思います。
先ずは、建築・住宅記憶箱に「低炭素住宅」等の政策についてのリンクを作っておきました。

2012年5月11日金曜日

だめん住ウォーカー(クライアント)6


だめん住ウォーカー(クライアント) 十か条

■その6 住み始めてからが大切ということを忘れている。

住まいは完成した時が始まりです。当たり前です。
でも多くの方が、家の完成品を手に入れることが住まいの完成と思っていいようです。
家は維持をし人と交流して住まいになっていくんです。

そもそも、住宅メーカーが左官材や無垢材など積極的に使わないで、
ビニルクロスや新建材、樹脂建材を使う理由は、
完成時の精度とそのあとのクレームを恐れているからです。

それは、完成時と製品ばらつきを許さない施主にも問題があると思います。

無垢材こそが良いとは言いませんが、たとえば無垢材は、
出来た時もいいですが、使いながらつやが出たり、深みが出たり、
補修もしやすく、とても人の時間になじんでくれます。
そのような無垢材は必ずばらつきや、取り付け時の小さな傷などがつきものです。
しかし、現代の商品文化ではあまり良いことと思われていません。

床なりなども、問題のある床なりと問題とならない床なりがありますが、
すべて瑕疵とすると、樹脂性などの物を使わざる得ません。
施主自らが、樹脂生活を望んでいるとしか思えません
。プラスチック生活ですね。

完成時の事より、もっと使い始めて10年くらいのことを考えて
素材や機器、配管を選んでみませんか。
完成時の仕上げなどの細かなことで悩むより、
今後の維持も工務店や大工さんたちと共にするといった視点で
眺めてみるのもいいことだとおもいます。

そのような視点で、住まいづくりを始めると家の見方も変わってくるのでは。
そして、設計者としては、
メンテナンスフリーではなく、メンテナンスイージーという視点が大切です。

2012年5月9日水曜日

住宅の価格


住宅の価格ってわかりにくいといわれますが、この問いかけ自体が間違っています。わかりにくいのではありません、わからないのです。

◆価格は商品があるから
物の価格はどう決まっているんでしょうか?定価という言葉はありますが、これは商品を売る者が、元手や利益、売れる量、買い手の反応などを考え商品につける仮の価格です。実際は定価で売れる時もありますが、売れないときもある。たぶん売れた金額がその商品のその時の適正な価格と言ってもいいのでしょう。 私たちは、ある商品があれば、定価を参考にしたり、他と比較して価格を判断しています。定価の無いオープン価格といった商品も店頭や広告をいくつか眺めれば大体見当がつくものです。
これは、「商品」という物があるから判断できることです。形のある商品がなかったらどうでしょう?

◆商品がないのに価格がわかるのだろうか
実をいうと、住宅は完成するまでは形がありません。図面はあっても、契約書があっても完成までは形がありません。
これは、見知らぬ飲食店で初めて食事をするときの不安に似ています。使う食材の良さや安全性、料理人の腕や、味や量もわからない。食は一度味見のつもりで挑戦してもいいけど、住宅はそういうわけにはいきません。ほとんどの場合は一回限り。不安です。
住宅展示場を信じても、工務店の実績を信じても、あなたの家は同じようにはできません。予算も敷地も、造る季節や期間も、造る職人も違うからです。出来てみるまではわからない。最終的な質や形がわからないのものを商品と考えること自体がほんとはおかしいのです。まして価格がわかるはずありません。

◆何をするか決まってないと話にならない
価格がないって言われれても困ります。買うんだから・・・いやいや違います。商品を買うのではなく、契約して造るのです。これが商品と違う点です。だから、より適正な金額で契約し造ってもらうには、少なくとも3つの点がクリアされなければいけません。
1、料理のレシピです。希望を叶えるには住宅にもしっかりしたレシピが必要です。それは、設計図面や仕様書です。
2、料理人の腕です。レシピがあっても腕がなければ、質は上がりません。予算に見合った職人を選ぶことが大切です。
3、指示とチェックです。何人もの職人がある期間限りで集まるのですから、指示とチェックが必要です。指示は工務店、チェックは建て主の依頼した建築士の役割と考えていいでしょう。
こういったことがクリアされて、初めて家を造るのに適正な金額だったかどうかが判断できるのです。商品の価格とは違います。

◆安くしときますなんて言葉は意味がない・・・
住宅は完成現物がないものを、約束して完成させるもので、後出しジャンケンのようなものですから、図面や契約、工事チエックなどがなければ、安く契約した分だけ安く造ることは実は容易です。いわゆるすでにある商品とは違うのです。建てる前に、価格が既にある商品のような話をする場合は、必ず嘘が入っています。今回は安くしておきます・・・職人手間を安くするのかな?10万円エコポイントつきますよ、お得でしょ・・・そんなことより工事費高くしてないの?なんて一度は疑ってみましょう。
価格はないのですから。

2012年5月8日火曜日

だめん住ウォーカー5


だめん住ウォーカー 十か条

■その5  家で住み方が変わると思っている

これ、意外と勘違いしている方多いですね。
環境が変われば気分は変わりますが、住む人の性格が変わるわけではありません。
親から受けついだ住まい方が完全に変わることはありません。

そう、家って環境を変えたり、人生を変えるためのものではなく、
人生に寄り添う物です。
人生が無理なくそのまま住宅に現れるのがいいんです。

お金に余裕のある方はぜいたくに暮らしてもいいでしょう。
たくさん稼ぐために無理して大きな家を造るのもいいでしょう。
偉く見せるために仰々しい家を造るのもいいでしょう。

でも住まい方自体はあまり変りません。
家が立派でも住まい方は??という方もいます。
逆もあります。
住まい方は親から受けつぎ2,3代でようやく変化する程度ですから、
環境代えた程度で急に変わる訳ではないのです。

それくらい身に沁みついているものですから、
変える意思がないと変わりません。
ですから、設計事務所との打合が面倒だなんて言っている方!
家を変えたぐらいでは住まい方は絶対にかわりませんよ。

しかし、しかし、別に変えること考えなくてもいいのではないですか。
自分の心の奥底にある安らぎや安心を住まいに実現できればいいのです。
変わろうと思わずに、自分が最も安らぐ方法を再発見してみませんか。
そのスタイルは素晴らしいスタイルです。

2012年5月7日月曜日

原発危機と東大話法


先日、安冨歩さんの
「生きるための経済学」を読んで、共鳴できるなと思ったので、旬の本を・・・
連休に読んでしまいました。
(旬の本はなるべく枯れてから読むのですが)

「原発危機と東大話法」ね

僕は、NHKで以前放映された
「薬害エイズ16年目の真実」は、
図らずも日本の一面を表現してしまった名作だと思っているんですが、
まさにその気持ちを書いてくれた本でした。

「薬害エイズ16年目の真実」は
川田龍平さんが郡司元課長に話を聞くという設定なのですが、
郡司元課長が川平さんを、感情も見せず子供を諭すように、
他人事のように偉そうに話し、
川平さんは何も伝わらないことに涙を流すという流れ。
誰が悪いというより、郡司元課長のように話させる社会自体が
「あかん」と思った番組でした。

薬害エイズと同じように、いまは福島原発と原発再稼働・・・

「原発危機と東大話法」まさに、その話法こそが問題を解決しないと明確にしてくれましたね。

しかし東大話法・・・と言ってしまうと・・・

金持ちと才能はうらやんで、尊敬したと見せかけてこき下ろすのが、
日本人の「ガス抜き」なので、
東大話法なんて日本人にはたまらないガス抜きですが、
単なるガス抜きになりませんように・・・


しかし、「えらいさん」(この言い方が日本的)が
このような話し方をするのは、ほんと間違いありませんね。

ですから、このような話法の欺瞞を見つけることは
役人と庶民、
お上様と下々といったステレオタイプの対立をなくすことでもありますよね。
みんなまじめにやってるんですからね。

2012年4月28日土曜日

建築家紹介サイトについて

建築ジャーナル5月号で
建築家紹介サイトの現状などについてのインタビューが
記事になりました。
ちょっと、話を聞きたいということから・・・2ページの記事に
僕らのやっている「AtoA」建築家が選んだ建築家展
の話も載っています。

三茶ネタ見世

昨日は、
三軒茶屋で、軽い交流会「三茶ネタ見世」でした。
前回に比べ、20人程度でこじんまりでしたが、いろんな話ができました。

僕は、ここで書いているだめん住クリエイター、だめん住ウォーカーと
建築ジャーナルの5月号の僕のインタビュー記事をネタを壁に張りつけで

おしゃべり。





2012年4月27日金曜日

だめん住ウォーカー4

だめん住ウォーカー 十か条


■その4 街という環境を忘れている

家の質は?
と聞かれれば、断熱性や気密性、
構造材の質、仕上げのレベル、
設備のレベルなどを思い浮かべます。

でも、もう一つ大事なことを忘れていませんか?
そう、外部環境、近隣環境、町の環境です。

人のアイデンティとは、様々な環境が影響します。
その中でも大切なのが住まいや町という環境です。
土地探しをするときには、大きさより、
の町やその敷地の感じや、隣地関係をしっかり見極めましょう。

今まで住んだ土地なら、
その土地の環境の良さを設計者にしっかり伝えるべきです。
家のプランは、その町の環境によって違ってくるはずです。
設計者は、
まず現地を見ることから始めるのはこのためなんですね。

2012年4月26日木曜日

だめん住ウォーカー3


だめん住ウォーカー 十か条


■その3 家を商品だと思っている

お医者さんに向かって、今回の手術はどんな商品ですか?
弁護士に、今回の訴訟セットはなかなかお得な訴訟商品ですね。
オーダーメイドの店に入って、僕にあういい商品ある?
手作り料理店で、今日はおいしそうな商品がでてるね?

なんて言いませんよね。
これらの仕事は、店頭で既製品を販売している商品概念とは違うのです。
別にどちらが高級かなどというつもりはありません。
ただ、マックの商品と手料理屋のメニューとは、考え方が違うということです。

マックは味は同じ味(地方によっては違うが)
手料理は、食べてみるまではわからない!

マックに行って、偉そうにちょっとピクルス抜いてと言ったらバカですが、
手料理の店ではわさび抜いてと言ってもいいということです。

家は、住宅展示場があって商品だと思っている人がおおいようですが、すべて一品生産です。同じものはできません。現場や予算や好み、造る職人が違うからです
既製品のようにできたものを運ぶわけではありません。(最近これを売りに、製品の品質を安定させるという宣伝もありませすが)

現場で、毎回違う職人グループが造ります。これを商品と言えるでしょうか?

詳しい図面があっても、しっかりした契約しても、現場で何が起こるかわかりません。社会情勢で資材がなくなることもあります。コンクリートを打設しようとしたら、急に大雨が通り過ぎるかもしれません。住宅は商品ではなくて、契約によって造るものです。しっかりできるまでを見届ける必要があります。

工事をチェックする建築士が行う、第三者の工事監理という仕事は、契約されたものをできるだけ、希望に近づけるかという仕事です。

商品と思っている限り、手料理なりのおいしさはわかりませんね。

2012年4月25日水曜日

だめん住ウォーカー2


だめん住ウォーカー 十か条

■その2 人は自分のためならタダでサービスしてくれるとおもっている

これ結構多いんですね。
日本人、サービスはタダだと思っているようですが、
ホテルでもサービス料取られるように、基本的に有料と考えるのが正しいのです。
ボランティアという言葉も同じ考えですね。
ボランティアもタダで働くことではありません。

日本の昔の村社会では、サービスしてもらったら、
サービスしてあげなければならないという掟がありました。
イーブンのつながりですね。
村社会という共同社会があった時は有効な力関係でした
。でも、現代はこのような社会ではありません。
自分だけサービスしてもらえると勘違いするのは、不思議なことです。

工事や設計をサービスしてもらったら、イーブンとして、
かなりのサービスを返さなければ本当は成り立ちません。
ですが、そんなことしていないのですから、
どこかにサービス代が入っていて、
向こうにちゃんと支払っていると考えるのが正しいことです。

でも、サービスと言っているのが、本当に無料サービスという場合もありますね。
それは、きっとその人達に何らかの益をもたらしたからだと思います。
または気持ちよく仕事ができました、
ありがとうかもしれません。
その場合は感謝しましょう。

しかし、適切な金額で適切なものを造るためには、
過大な無料のサービス、思わせぶりな厚意というのは、
気を付けた方が無難ですね。
安心と同様、サービスにもお金がしっかりかかっていることをお忘れなく。
適切な金額で、こちらは信頼し、
向こうは誠意をもって工事をするという対等な関係でいたいですね。

2012年4月24日火曜日

生きるための経済学

日曜日は、久しぶりにゆっくりできたので、
「原発危機と東大話法」で話題になっている 安冨歩さんの
「生きるための経済学」を読んでみました。

「原発危機と東大話法」ってなんか読む気にならなかったのですが
岩上安見さんとのustream対談をちらりと見て、
ポランニーとサイバネティクスの話がでたので
興味を持ったのです。

僕ごときが言うのもなんですが、論や主張は粗いと思いますが
考えるためのヒントがたくさん散りばめられていて
面白い本でした。

選択の自由は・・・自由ではないよって
ホント今の消費化した家づくりに言えることだと思います。
もう少し住むって、力を抜いていいのではと思うのですが。

興味を持ったのでいま「生きるための論語」を読み始めました。
住まいづくりの初心にかえるのに役立ちそうなかんじ。


2012年4月23日月曜日

だめん住ウォーカー1


さ、作り手の問題を、自らの襟をただすいみでも
だめん住クリエイター十か条としてあげましたが

今度は、施主のほう


住宅相談に来た方で
何を求めて、設計事務所や住宅メーカ―、工務店を回っているのか
わからない方が結構あります。
住宅づくりで、魔法のような解決をしてくれる設計事務所や会社を探しているのでしょうか
そんな魔法を使える人はいません。
住まいづくりではね。

出来れば、早目にいい設計者とであい、信頼関係を結び着実に
住まいづくりに進めればいいのにと思います。
そのための、ささやかな助言として




だめん住ウォーカー 十か条

■その1 信頼するより安心を求める。

住宅メーカーや工務店、設計事務所に、過度に安心を求めていませんか?
安心には、本当はお金がかかっています。

住まいづくりでは、災害の事や、ローンや土地の事、相続のこと、
工事費の事など心配することはいっぱいあり、専門家から見ても、
より良い選択は大変難しいものです。

だから、何の心配もいりません、安心してなんでも任せてくださいなんていう、
甘いささやきは天の声に聞こえることでしょう。
(僕たちが聞きたいくらいです・・・)

でも、自分の大切なことをお膳立てされて、
安心だなんて言っていて本当にいいのでしょうか?

住まいづくりにはいろんな判断が介在しますが、
それを鈍らせないためにも、日本の村や会社のぬるま湯的安心を前提にしないで、
対等な関係の信頼を基にした関係で判断を下したいものです。

それには、手間をいとまずに、
ローンや税金、住宅にかかる予算などの情報は、
先ず自分で集める努力はしましょう。

2012年4月21日土曜日

家づくりの予算は、余裕をもって

い家づくりを手伝う者にとって、予算が大きいとありがたいところだか
住まいづくりの目的は、幸せに暮らすこと、
見栄や、余分な機能に使う必要はありません。


こんなブログがあったので、リンクしておきます。

http://blogos.com/article/37195/?axis=p:0

skillstock

昨日NHKテレビを見ていたら
skillstockという
skillをボランティアへつなぐという活動が紹介されていた。
いいこころみだな・・・

建築関係・・・ある雑誌では、震災復興でも
土建屋としてあまり評価されていないとか・・・
スキルより金とみられてるんだろうね

http://skillstock.net/site/index.html

2012年4月20日金曜日

レヴォン・ヘルム

ザ・バンドのレヴォン・ヘルムがお亡くなりに・・・
先日、久しぶりにラストワルツのDVD見たんだけど・・・
残念です。


http://music.aol.jp/2012/04/20/levon-helm-dead-dies/?ncid=jpInfoMC

マンションリフォームのローン

すまいとは、常に新しいローンや支払制度に挑戦していますが
国が今年度か来年度実現しようとしていることを
すまいとはすでに、提案していますね。


すまいとマネープラン 「リノベーションタイプ」

「中古住宅購入」+「リノベーション工事」のローンを1本で!
というのは意外と便利だと思います。
一度覗いてみたら・・・



http://www.sumaito.com/renovation/application/ind01.html

すまいとの内容


”中古住宅購入を住宅ローン、リノベーション工事費用をリフォームローン”
で借りると、いわゆるダブルローンになり月々の返済が高額になります。
住宅ローン1本で借りると、
月々の返済額を抑えて余裕がある資金計画を組むことができ、
繰上げ返済を活用して総返済額を抑えることが可能になります。


2012年4月17日火曜日

200万で出来るマンションリフォーム


200万も出せば、どんなリフォームでもできると思っていませんか。
かなりの事は出来ます。
でも、しっかり予算組をしないと無理です。

その理由は、

たとえば、12坪程度の2DKマンションを、1LDKのオープンなマンションにする場合で考えてみましょう。

実質の工事費(材料と手間)はどれくらいでしょう?

先ず、消費税       ・・・10万円
工務店の経費(安くて)  ・・・10万円
仮設費(EVの養生など)
と壁などの解体費     ・・・15万円

で、実質工事費は165万円です。
さて、ここで欲張るとあっという間に予算を使い果たします。

この予算で見た目と達成感を得るには

1、建具を使わない工夫
ドアや家具の扉は結構な値段となります。若い方はカーテンや間仕切り用ファブリックをうまく使います。参考にしましょう。

2、床をフローリングにこだわらない
フローリングは音の問題もあり下地も含め予算が必要となります。フローリングがかっこいいブームは終わったと思っています。フローリングにこだわらず使い方に合わせて選びましょう。マンションではカーペット(じゅうたん)もなかなかいいものです。リーズナブルだし、改装も楽。

3、照明器具、電気の変更を抑える
コンセントや照明器具にこだわると、予算的には20万程度すぐにかかります。あまりいじらすに、照明器具は、天井に引掛けシーリング程度で終わり、あとでいろんな照明器具を楽しむ方が、リーズナブルで楽しめると思います。

4、造りつけ家具は必要部分に限定
造りつけ家具は、どうしても必要な部分に限定し、扉をできるだけ避けるといいでしょう。

5、キッチンは超シンプルに
キッチンにこだわると、ワンルームでも6,70万は行ってしまいます。シンプルなミニキッチンやトップをステンレスやタイルで造り、収納はオープンなものにするといいでしょう。

5、便器、洗面器、浴室は・・・
200万予算では、どんなに工夫して水回りを変更しても2つまでです。優先順位は一般的にはキッチン、浴室、便器、洗面器の順というのが普通ですが、トイレは人目につくもの・・・それに浴室はシンプルなものでも設置共40万程度はしますから、一番予算を必要とします。よほどひどい浴室でなければそのまま使い便器を変える方がいいかもしれません。

6水回りの位置は変えない


といったことを考えて進めるとバランスよく予算が使えます。

スケッチは次回お見せしますが

予算組例は

床、壁等下地・枠回り 40万
床材(カーペット等) 15万
壁天井  15万
電気(照明器具後付) 5万
給排水 5万
キッチン(換気扇とも) 30万
便器 15万
造りつけ家具(扉なし) 20万
便器 15万
キッチン壁   5万

これで、リフォームしたなという、リフォームができる予算組です。

2012年4月16日月曜日

だめん住クリエイター10


だめん住クリエイター 十か条

■その10 問題は工務店が処理してくれると思っている

これは、設計事務所の立ち位置の問題です。
設計事務所は、家を建てる人の代理人で、工務店とは立場は利害関係にありますが、
質のある家づくりを目指すには、工務店と協力的な関係は必要です。

実を言うと、注文住宅レベルで相見積が一般化してきたのは1980年中ごろからです。
それまでは、住宅で相見積なんかほとんどしていませんでした。
住まいづくりは、設計者、工務店、施主の熱い信頼関係からできていたのです。
ですから、設計者のミス・変更や施主の変更・決断の遅延などは
大きな金額を扱う工務店がもつという形でカバーしてきた関係が長く続きました。
施主にとっても、設計者にとっても工務店にとってもある意味
いい時代でもありました。

しかし現在は相見積で工事費もかなりタイトな時代です。
設計者のミス・変更や施主の変更などを工務店はカバーしきれません。
ですから意欲的な設計や気まぐれな変更、決定の遅延は、工事の質や、
さまざまなリスクやトラブルへとつながることも多いのです。

工務店のカバー力(りょく)に頼った工事監理では、
結局住み手に利とはならない時代です。
僕たち設計者も襟を正す必要がありますね。


避ける方法は、設計打合段階で多くを検討し図面化し
現場での変更等を極力なくすようにするか、
昔の普請道楽の「旦那」のように
現場で納得いくまでチェックできる予算と工期を確保するしかありません。

2012年4月14日土曜日

だめん住クリエイター9


だめん住クリエイター 十か条


■その9 経験のない若い所員に任せきり

住宅の設計は儲かる・・・
なんて考えていませんか?
残念ながらバツです。
今までの設計事務所の住宅設計のシステムでは、
打合をし、設計をし、施主とショールームに同行し、
確認申請をだし、補助金などの手続きをし、現場を監理し、施主の現場に立ち会い・・・
なんてしていると
一人年間3件以上担当するとパンク寸前です。
ベテランでも休みなしで4、5件が精いっぱい。
多くないでしょ。
これをベテランと新入り所員二人で担当すると事務所経営がパンクします。(笑)

住宅メーカーのように、標準プラン、標準仕様で
材料選びや監理などの省力化を図る方法もありますが、
それをすれば設計事務所の独自性が危うくなることにもなります。
難しいところです。
また住宅メーカーの工事監理は工事部門と一緒ですから
設計事務所の第三者的工事監理の効率化と比較するのがおかしいのですが。

僕の経験では、現場3件以上か2年以上、
しっかりした事務所で現場監理していないと現場では、
何を見ていいかもわかりません。
経験不足では工務店に従うか、ベテランに聞かないと判断はできません。
できれば、ベテランやしっかり頑張っている方に工事監理はしてもらいたいですね。

でも工事始まらないとわからないのでは・・・
大丈夫です。
その見分け方は、打合段階で、所員がその場で判断できず
「所長と相談します」とか「事務所で調べてからお答えします」というのが
妙に多くなったら赤信号。
但し、ただしですが、建築では即断してはいけないことも多々あります。
判断を間違えると大きな損失を生むからです。
なんでも即断はこれまた嘘っぽいですね。

それと、ベテランの方が、若手に「これどうだったっけ」と頻繁に聞くようだと
要注意。
それに、スタッフの割に多くの住宅を抱えて居る場合も、要注意ですね。

2012年4月12日木曜日

だめん住クリエイター8


だめん住クリエイター 十か条


■その8 予算の話をはぐらかす

良いものを提案するのは、クリエイターの使命
良いものは、住み手もいつかはわかるはず
少しぐらい予算オーバーしても、良いものつくるのだから
なんて考えている建築家は結構います。
ホント

でも
高いものと、予算は相関関係はありますが、
良いものと、予算とは相関関係はありません。

なぜなら、
良いものとは住む人の価値基準でしかないからです。

ものづくりにとって、予算の話は一番したくないことです。
できれば思いどおり造りたい・・・
でも住まいは絵ではありません、
住み手がいて、住み手がお金を出します。

お金の話をはぐらかして、いいもの作りましょうなんて耳でささやかれたら、
一度は冷静にもどりましょう。
家づくりに、あらこんなお安く出来ちゃったなんていうマジックはありません。
ダンピングはダンピングでしかありません。
住まいづくりの早い段階で
大枠でもいいので予算の話をしっかり話し合える関係でいたいものです。

言っておきますが
予算と見積は違いますよ。
予算は建てる人が考えること。
見積は工務店やメーカーが出すもの。
設計も何も決まっていないのに、住宅の詳しい見積が出るとしたら、
これは逆に予算話をはぐらかすテクです。
これ、僕はフェイント見積と言っています。

2012年4月11日水曜日

だめん住クリエイター7


だめん住クリエイター 十か条

■その7 現場の話がほとんどできない

え、建築家は現場知っているんでしょう?なんてね。
一級や二級の建築士でも免許だけの人もたくさんいます。
図面もあまり描けない方もいます。
建築士の免許がなくても建築家と言う人はたくさんいます。
現場を知らなくても建築家という人もいます。でも心配しないでください。
大きな建物はチームプレイですから、
現場を知らなくても、図面を掛けなくても、
現場を知った人、図面を描ける人とチームを組めばいいのです。
それぞれの役割を果たせばね。


でも住宅レベルでは、そういうわけにはいきません。
優秀な人材数人んでチームを組んで・・・なんてあり得ません。
それに工務店の体制も、大手ゼネコンとは訳が違います。
予算も違います。

ですから、住宅レベルでは、現場の話も詳しい建築士または建築家を選びたいものです。
 どうチェックするかって?
難しいけど、
木造の外壁通気構法や、外張り断熱と充填断熱などの質問して、
図交じりで丁寧に説明してくれたら、先ずはOKかな。

話をそらしたら、とりあえずパスね(笑)

2012年4月10日火曜日

だめん住クリエイター6


だめん住クリエイター 十か条

■その6 話しをあまりきかない

だれのために家建ててるんだ・・・
ということです。
しかし、世の中、クリエイター、建築家と称するひとは
住み手の話を聞いていはいけないなんていう人もいるんですね。
オリジナルなものは自分の発想の中にしかないなんて。

こういったスタンス、住まいでは賛成できません。
住み手の、幸せは設計者の頭の中にはありません。
まず、住み手の話を聞く、そこに何かの発見があるはずです。
そこがものづくりの原点です。

たまに、設計者のわがままを楽しめる住み手もいますが
多くは、住み手のわがままをものづくりの力で
よりよい形にしてほしいんですよね・・・

話しを聞く、これあたりまえのこと
ここにこんな風に書くこと自体が変かもしれませんが
設計事務所の敷居が高いなんていうイメージも
ここら辺にあるのかもしれません。残念!
話しをしっかり聞いていただき、納得して家を建てましょう。

2012年4月8日日曜日

中目黒は、混雑時

中目黒は、超混雑、この人出は初めてかも


中目黒の桜


中目黒の桜
目黒川散歩、ちょっと寒いけど桜はきれい
朝9時なのに人はもう一杯
桜はでもいいな

2012年4月7日土曜日

中目黒の桜は今日、明日が最高!



中目黒の桜は、今日と明日、絶好調ですね
散歩は、目黒駅権之助坂を下り、目黒川を越えて右折
ずっと目黒川沿いを歩いて、中目黒駅あたりまで行く
というのが、いいですね。

途中で、中里橋、茶屋坂下、山手通り交差点の
うちの奥方の小さなケーキ屋さん「ミロ」によってね(笑)

だめん住クリエイター5


だめん住クリエイター 十か条

■その5 写真写りのよさばかり考えている

建築家の多くがそうです。
写真写りのショットを考えて建物を造る方もいます。
美しいことはいいことです。
でも空間は、写真でも3Dでもありません。
住まいの美しさは、写真の中にあるわけではありません。

触感、風、匂い、光の変化、床の音・・・
いろんな感覚が入り込んで良い空間になるのです。
5感です。

現代は視覚の時代、文字や写真に多くの情報があると考えがちですが、
価値のある情報は5感からです。
適切な判断を決める情報は5感からです。

直接人と会って話すと、一気にいろんなことが氷解することがありますが、
それは5感で人を感じているからです。

住まいも写真で判断してはいけません。それは住まいのホンノ一部です。

女性は香りを大事にすると言われますが、
視覚重視は男性社会の特徴ともいえるかもしれませんね。

設計者も、そろそろ視覚重視からは脱却すべきだと思います。
そして、住み手のリアルな日常に耳をかたむけなければいけません。

住まいは、ヴィジュアル系からリアル系へですね。

2012年4月6日金曜日

だめん住クリエイター4


だめん住クリエイター 十か条

■その4 新しいことやものを提案したがる


現代では、新しいことは、すぐに古くなります。

最新の商品を買っても明日はまた新しい商品が・・・
なんて日常茶飯事ですが、
住まいはそんなレベルで考えたくはありません。

住まいに関する技術では
いろんな職人が関係しますから、新しいことがなじむまでにはそれなりの時間が必要です。職人や工務店、設計者の日々の工夫にはそれなり時間が必要です。
たとえば、外張り断熱の工法というものがありますが
寒冷地で現場の職人の細かなレベルまで工法がなじんでいくのに10年以上かかったといわれています。
日々工夫、これは新しさとはちょっと違います。
新しいことを信じすぎないで行きましょう。

デザインでも
古いということは、新しいことと同じ価値があるということは
住まいでは忘れてはならないことだと思います。
それは、アイデンティにもかかわることです。
陳腐さやなじんだ形やものを恐れてはいけません。
実を言うと、
陳腐さに、形の源泉があるのだと僕は思っているのです。


つくり手としては
日々、新しいことはなんだろうっては考えてはいますが、
新しいことは目的ではないですよね。


住み手は、設計者にとって消費者ではないのですね。

2012年4月5日木曜日

花見?コエドビール?


昨日は、知り合いから、花見に誘われて渋谷へ
中目では花も3分咲き人も多かったのですが、渋谷で花見?

クラブキングという場所へ
不思議な場所
桜は1本・・・

会の趣旨もわからぬまま中に入ると
コエドビールが、噂では聞いていたが、さっそく飲んでみる。

5種類の飲み干しました。
なかなかコクがあって。おいしいですね
紅赤、瑠璃、伽羅、白、漆黒

紅赤はさつま芋も原料で7%、コクがあっておいしいですね。
漆黒はコーヒのような感じ、これもイケます。

丁度コエドビールの社長さんもいらしたので、チトだけあいさつ


この会の趣旨などわからず、いろんな方とお話しました。
ま、楽しい会でした。

ちなみに、趣旨は、
有名なワイシャツのメーカー(でいいのかな)の常務の方の
私的なパーティの拡大版というところだとか

あはは・・・


せっかくだから、いろんな方と名刺交換・・・

そのあと、目黒のタイムアウトへ、ブルースセッションへ
遊びに行ってしまった・・・
花見は今度の日曜だな、中目で






2012年4月4日水曜日

だめん住クリエイター3

だめん住クリエイター 十か条

その3 家で人を変えてあげようと思っている

上から目線ですね。
往々にして建築家が言ってしまう悪い口調です。
え、僕がこんなことかいているのも、上から目線のような・・・気もしますが
でも、これ自戒も含めですから。


近年、設計者は住まいに非日常性を提示することで
住み手の気を引こうとする流れがあります。
この住空間で生活を一変出来るよという感じでね

でも住宅では
ホントは、いい傾向ではないと思っています。



でもでも、世の中
家で人生を変えてもらいたいと望む人は多いようです。
日常に非日常を演出されると素敵なオウチにみえますからね・・・
まるで店舗みたいなんて

でもでもでも
人はそんなに一気に変われるものではないと思っています。
大きな変化は、どこかに歪をもたらします。
住まいのレベルでは、変化は徐々にしかすすめません。
いや徐々に進むのが丁度いいと言いていいでしょう。

だから
住宅は普通でいいんです。普通で・・・

っていって、
住み手の普通の話を聞いているとこれが結構「特別」なんですね。
普通に造れば、家は充分、特別になる!

良い住まいづくりは、
住み手の「普通」の住み方の発見ともいえるんですね。
非日常の演出ではないのです。

家で変われる、家で変えてあげるなんて思う前に
設計するものも いち生活人
住み手も いち生活人
日常の良さを大切にしましょう。

日常はある意味で気が抜ける場所でなければいけません。
そんな家をつくらないといけません。

設計者も、
家で人が変わるなんて人に言っていると・・・
「お前が変われよ」ってね。



2012年4月3日火曜日

だめん住クリエーター2

だめん住クリエーター 十か条

その2 家をアートだと思っている

標題と自己矛盾ですが
クリエーター・・・とか
アートといった言葉は何か怪しいですね。


まず家はアート(芸術)ではありません。
それをアートにしようとすることが間違ってます。

設計はアートを提供するものではいけません
設計はアートをよそおうものではいけません
設計は建築家のこだわりを表現するものではありません
住み手の生活こそがアートだと気づせるものでなければいけません。

アートは、本来、発見です。
見えなかったものを、発見することです。

自分たちの住まい方の素晴らしいところを発見すれば
それは素晴らしいアートとなります。

住宅の設計はその手助けでしかありません。
設計者はアーティストではないのです。

2012年4月2日月曜日

草木国土悉皆成仏

昨日は久しぶりに、ゆっくり休日
夕方てテレビを見ていたら
梅原猛と東浩紀の対談
なんとなく聞いてしまった

草木国土悉皆成仏という言葉、
西欧の人間中心主義と科学の哲学
東洋の自然や仏教を基本とした哲学

いつもの分け方・・・なんて思いながらも、
震災と原発の問題が起きたいま・・・
心に響くものがある。

人は、自然や地球を俯瞰する立場には結局はたてないのですね。
限られた知恵で作ったデーターや証拠などを示して
正しいかどうか、間違っているなんて言う前に

俯瞰できる場に誰もいないということを認識しなくてはいけません。
草木より知恵があると思っているだけですね。

ベイトソンという人は、精神とは何かと問いました。
精神とは人間特有のものではない・・・とね





2012年3月30日金曜日

だめん住クリエーター 1

だめん住クリエイター 十か条

その1 家は住み方の実験場だと思ってい


家は最新技術の実験場ではありません。
設計者が自分のお金で実験するのはいいけれど
住み手のお金で実験するのは問題ですね。


最新技術を使いましょうと積極的に提案する設計者がいますが
半分は功名心、
4分の一はパイオニア精神、
4分の一は施主のため・・・なんてね


良いことと、悪いことを丁寧に説明したうえで、
最新技術を使っていただくというのはいいのですが
最新技術に限って、
悪い点が見えてこない、見えないようになっているのです。


生活のなかでどう使われるか、その維持はどうなっているか、
20年後は・・・
よく考えてみましょう。


最新技術を、今日使っても、明日新しい最新技術が出るかもしれません。
生活は、基本はローテクです。
2,3年の技術の差なんて、生活には何の意味もありません。
2,3年の技術に生活の質がゆだねられるなんて変です。




技術も少し問題も出たころに住まいには使うようにしましょう。


僕は、住宅では
枯れた技術を使いましょうといつも言っています。
技術立国日本、経済優先日本の考え方とはチト違いますが。



2012年3月29日木曜日

いい・加減

いい・加減という言葉
結構好きです。

悪いイメージが多いですが。
人が楽しく生きるには、加減というのが必要です。

○か×が、いいか悪いか、敵か味方か・・・、ミスかミスではないか
これは長い目でみるとわからないものです。
近視眼的に見ると、悪いことでも、長い目でみるといいこともある。

住まいも、欠陥住宅は問題ですが
住むうえで問題になるところと、ならないところをしっかり見極める
力は必要です。
いい・加減を逸した住宅には欠陥や不要なものが隠されるものです。

自分たちの住み方のいい・加減を知ることで
いい・加減の住宅が見つけられるのではないでしょうか。

より良い住まいと出会えると思います。
楽しい人生のために住まいがあるんですからね。

2012年3月28日水曜日

快適で住みやすい家のしくみ図鑑

昨日は、朝
「快適で住みやすい家のしくみ図鑑」を読んで、話を伺いたいとのことで
大手家電系メーカーの方が事務所に来所
2時間ほどお話を。

エンドユーザー向けに、わかりやすくをモットーに、
エンドユーザーが理解出来ることが建築家の地位を上げるをモットーに
エンドユーザーの理解なくして住まいづくりは質が上がらないをモットーに

「いちばんわかりやすい建築基準法」
とともにこの本を出しましたが

一部には、当たり前の事しか書いてないなんて言う方もありまして、
ホントわかってないな・・・なんって思っていたのですが

大手メーカーの方からわかりやすい!いい本ですと言われると
エンドユーザーに少しは伝わる本になっているのだろうと思います。
うれしい限りです。

それと、大手メーカーの方も、住まい方の基本的なことに興味を持っているというのは
うれしい限りです。

技術日本ですが、住む技術(文化)も世界に誇れると僕は思っています。


専門家の日常の考えや工夫を咀嚼して伝えることはとても大切だと思っております。



2012年3月27日火曜日

だめん住ウォーカー

われら造る側の反省を込めた
だめん住クリエイター十か条に続き

住み手側のよりよいすまいづくりのために

だめん住ウォーカーの十か条とは・・・



・信頼するより安心を求める 

・人は自分のためならタダでサービスしてくれるとともっている

・家を商品だと思っている

・街という環境を忘れている

・家で住み方が変わると思っている

・住み始めてからが大切ということを忘れている。

・やっぱり値段だ

・決められないことは先に延ばしたい

・いわゆる定価といったものがあるとおもっっている。

・100%満足できると思っている。


この項目いくつかはみなさん当てはまるのは当然です。僕もいくつかは・・・

でも8くらいあてはまれば・・
いい設計者には合う確率は低く、バランスのとれたよい住まいは遠のきますね。


こういった項目は、普通の消費財や工場生産品では当たり前の要求で
問題ないのですが・・・

一品生産、現場製作、見積もり契約、日常生活の基盤のもの
という住宅の特徴を考えると

ネガティブな結果をもたらします。
このことは、ここで何故かをお話します。


2012年3月26日月曜日

HOUSE12T

12坪の住宅


http://www.iegaku.jp/house12t.html 


HOUSE12Tは、都市生活を楽しむための都市住居です。 
HOUSE12Tは、建坪12坪の住宅です。

現代の最小限住宅と呼んでもいいでしょう。 
なぜなら 
東京都心では、敷地面積が20坪、建坪12坪といった住宅が
多くを占めるからです。 
12坪は、決して充分の広さとは言えませんが、
便利な都市に生き生きと住むための住宅ということでは、充分な広さです。

都市住宅の現実的な標準住宅とも言えるでしょう。 
狭小住宅ではありません。
小さくても 知恵のある、豊かな家。
都市生活を享受する家です


いろんなパタンを提案します。

2012年3月24日土曜日

昨日は水性塗料

昨日は、新木場、神東塗料さんへ

使える!内外装材[活用]シートの改訂コラムの取材、
塗料は有機溶剤から水性塗料への進んでいます。
しかし使う側からいうと、水性がほんとに良いのだろうかと悩みます。

塗料の塗膜の強さなどね

今回の話しでかなりの部分がわかりました。それでも一部ですが
いい記事に成ると思います。

4つの記事の取材やっと終了。今日も一つの建築用語集の原稿を大体終える予定

設計の方がおろそかになっていはいけないので・・・
3月で処理しないとな・・・

しかしその筋の詳しい方に話を聞くというのはとても役立ちます。

設計はものづくり、研究ではなくてとにかくあるもので作らなければならないのが仕事。
ですから、
いろいろな建材の知識はあっても、深めることはできません。
商品のそこそこの情報に頼りがち。
それを少し掘り下げるだけでも、商品を俯瞰でき
住み手により良い仕上げを適用できるのですからね。



2012年3月20日火曜日

目黒・鹿鳴館


さあてと、お遊びの話。

今日は目黒鹿鳴館での、大人の音楽遊び会
「権之助坂 音DE・フェス」

目黒あたりを中心とした5バンドが集まります。
僕が目黒・明石野でずっと開いている
ブルースセッションの仲間たちとの輪と

昨年末ひょんなことから道端であった鹿鳴館の社長との出会いから
お誘いを受け実現してしまった!
偶然と必然の賜物です。

あのヴィジュアル系のメッカですからね。
ちなみに僕はヴィジュアル系ではありません。
ジジアル系(これ自体親父ギャグですね)

今日は仕事を忘れ、楽しんでいこうっと。
僕らのバンドは4時からブルースから日本の歌まで
幅広く・・・

2012年3月19日月曜日

卒業式

土曜日は教えている学校の卒業式でした。
仕事をしながらの人がほとんどで
、週一で2年間、あるいは平日で1年間限られた時間のなかで学びます。
図面やパース全然描けなかったなのに、卒業時にはかなりのレベルまでいきます。
即戦力としても充分な人も多いです。
それに熱意がありますからね。
僕も生徒を見て初心に帰れる時でもあります。
卒業式の後の青山でのパーティ
みんな大変だった後のほっと一息のパーテイ

2012年3月16日金曜日

柿渋と止水

今週は、仕事の合間に「使える!内外装材[活用]シート」の改訂にむけて
各専門の方にお話を伺いに行って、結構忙しかったですね。
しかし、面白い話がたくさん聞けました。
それぞれに、専門でやっている方は、僕たちと共通する所があって、こだわりをみなさん持っています。工事や建材も違った視点から見ることができるので、刺激的です。


止水の話は、前回少し書きましたから、柿渋


柿渋塗料、この日本の伝統的な塗料、とても優れているのですが、
戦後はあまり使われなくなりました。
僕の田舎では小さなことは使っていたのですが、現在は一部で使われているだけ。
ドイツ系の自然系塗料は良く使われているのに、柿渋は人気がありません。
不思議ですね。
いろんな理由がありますが、機能面で劣るといったことではなく、
赤っぽいといった見栄えや、
樹脂系の塗料が百花繚乱といったこともあるのでしょう。
また、自然系塗料のブームにのれなかったということも理由の一つでしょう。
ともかく
今回伺ったエイブル・エンジニアリングの「柿心」は、一般の人にも使いやすいように工夫されていて
魅力的な柿渋塗料ですね。
以前より注目はしていましたが、今後はより積極的に取り入れたいと思います。
詳しくはコラムでまた書かせていただきます。