2014年2月28日金曜日

断熱材 セルロースファイバーの壁


セルロースファイバーをたっぷり埋め込んだ壁です。

押してもあまりへこまない程度に入れ込んでいますから、経年で下がってくることは

無いようです

セルロースは難燃性(自己消火性)なので、壁内で燃える心配もありません。

しかし、キッチン用のダクトは亜鉛のスパイラルダクトで

防火の関係で防火用の被覆材をまいています。








2014年2月27日木曜日

セルロースファイバーの床吹込み



先日は、セルロースファイバーの床吹込み

床は、工期の問題もありますが、今回は床もすべてセルロースファイバーで断熱をしました。

床壁天井が布団のように囲まれます。

この室内側の表面のシートは、一般的な断熱材は防シートなのですが

セルロースファイバーは調湿作用が大きいので、外壁側と同じような

透湿シートです。

室内の調湿にも役立ちます。


2014年2月24日月曜日

キッチン工場の雪害



現場に入荷するはずのキッチンが

先日の雪で、工場が壊れてしまったようです。

4月にならないとめどが立たないとか・・・・

完成が4月上旬ですから間に合いません。

ちいさな遅れは、現場では日常茶飯事ですが

大きなものは、数年前の断熱材不足、依頼です。

これは丸々1か月おくれました。

そのせいで最後の仕上が、目いっぱいとなってしまって

仕上のレベルが少々落ちて、施主に迷惑をかけてしまいました。

(住み始めた後の補修等で)


今回は、キッチン・・・

工事は進められますが、入荷が完成引渡し以降ではまずいので

他のキッチンメーカーに住み手と一緒に今週行ってきます。

きっと、同じような住み手が一杯で、入荷が厳しいかもしれませんが

何とか・・・

こういう風な問題は、工務店にも、僕たちにも責任はないのですが

住み手にとっては大きな問題。

可能であれば工期をいくらか延ばすのが賢明ですが

無理とあらば、代替え品をお願いせざるを得ませんね。

気に入って選んだものが無いとなれば、残念ですが。


2014年2月21日金曜日

住宅省エネルギ―技術の講習


先日、国の省エネ住宅の方針として

2020年には住宅でも省エネの一定の基準を義務化しようという流れからの

省エネ住宅の講習に行ってきました。

品確法の性能表示、長期優良化住宅、フラット35の仕様、自立循環型住宅・・・

いろんな流れから、ひとつの形にしようという流れです。

やっていることは難しくはないのですが、敷地の限られた日本の都市住宅では

住みやすさのために、

施工や設計の多くは特殊解が多く、標準の規準だけではなく、

施工や設計の試行錯誤と洗練が必要となってきます。

高気密高断熱は大切なことですが、寒冷地と温暖地との考え方の違い

日本特有の湿気問題、などはまだまだ発展途上だと思います。

20年くらいまで、まだまだ試行錯誤という感じですね。

数値という規準はすごく大切ですが

現場と生活者の実感も忘れてはいけません。




2014年2月19日水曜日

水屋



起こし絵・・・水屋の

今設計中の住宅に、茶室用水屋を計画しているのですが

立ち仕事(立勝手)の水屋を設計するので、クライアントとその姉弟子の方との

打合のために造りました。

模型でもいいのだけど、茶室といえば起こし絵・・・で洒落で

起こし絵のスタディ模型です。


立ち仕事用の水屋で、懐石等にもある程度対応でき、コンパクトなものは

以外となくて、うまく出来れば、一般住宅にも取り入れやすいかもしれません。

ということで

既存の水屋にとらわれず、機能的な水屋に・・・・

詳細な茶事の流れと起こし絵と図面で打合。

舞台裏(水屋)はそれぞれに工夫があり、なかなか面白い打合でした。

機能的なニュー水屋ができそうです・・・





2014年2月17日月曜日

雪に埋もれる現場


東京で建築の仕事を始めて30年ばかり、2度も雪国並みに現場が埋もれるとは。

タイミングよく屋根は下地までは終わっていたので良かったです。

工事の遅れは3,4日、3月末の消費税駆け込みに完成を合わせていないので

何とかですね。

しかし、現場は寒い、現場に3時間もいると体が凍えてしまいます。

現場に行くときは、下は男性用タイツを下にはくのですが

成れていないので、いつも違和感が(笑)

出身は雪国の福井なので、東京にまで来て雪国を味わいたくはないというのが

正直な気持ちです。

さ、春に向けて完成だ・・・

2014年2月6日木曜日

緑化もフェイクだとな・・・

大阪丸ビルの緑化の記事などが色々出ている。

現物を確かめていないので何とも言えないが

緑化が木々の緑化ではなく、緑色を使うことが緑化だとしたら

残念なことです。別に無理して偽物をつかわなくてもいいのに・・・

葉っぱにとっても、風の強い高いビルにへばりつくのは過酷な運命なのかも知れない。



http://www.eonet.ne.jp/~gaiaction/andoufakegreen.pdf

2014年2月4日火曜日

考えちゃう・・・

一昨日、教えている学校で、和室を考えてきた生徒が数人いて

和室から、外部の風景のみかたや、坪庭、茶室の話などを少しして

千利休の朝顔のエピソード(三国連太郎の映画、利休の冒頭にある)をしました。

それも、女生徒が関心を持つように、海老蔵が演じた千利休ねと前置きをして



「利休屋敷に咲き誇っている朝顔が美しいとうわさを聞いた秀吉が、

満開の朝顔の庭を楽しみ朝来てみると、庭の朝顔はことごとく切り取られて全くない。

不満そうな秀吉が茶室に入ると、床の間に一輪だけ朝顔が生けてあった。

一輪であるがゆえに際立つ朝顔の美しさ!

秀吉は利休の美学に脱帽したという。」


和の美学の一つとして、この話をしたら、

ある生徒、「利休っていじわる・・・」

僕の話し方が悪かったのかもしれないが・・・笑えないな。

秀吉以上に、完全に足をすくわれました。

ちょっと考えちゃうね。ま、僕の力の無さではありますが・・・