2012年6月14日木曜日

模型ってなんで造るんだろう・・・


住宅の設計をするときに、模型を必ず造ります。
ずっと当たり前にやってきています。

模型を見せると、わかりやすいととても喜んでくれますが、
パースやCGでもいいんじゃないかなとも時々思います。
CGなんて中を歩けるし・・・

最近、一般読者向けの建築の本をいくつか出してみて、
出版社の方と色々話してくると、自分達建築家の俯瞰癖がとても鮮明になります。

これ、「エラそう・・」って言われることもありますね
建築家はついついマクロな視点、上から目線で見てしまいます。
それが一般読者にはわかりづらいと・・・
もっと身の回りの事実から説明してくださいって。

俯瞰することと、身近な具体的事実を見ること両方大事です。
建築家にとっては、抽象的ではなく、
具体的なこととしっかり向き合う姿勢が大事です。

逆に、住み手も、目の前の具体的事実に振り回される前に、
住まいを時々俯瞰してみることも大切だと思います。

そうです、
模型は住み手が自分たちの住まいを俯瞰するためにとても役立つのですね。

模型を眺めていると、
自分たちの住み方の「美しさが」「良さ」が見えてくるんです。


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