だめん住クリエイター 十か条
■その9 経験のない若い所員に任せきり
住宅の設計は儲かる・・・
なんて考えていませんか?
残念ながらバツです。
今までの設計事務所の住宅設計のシステムでは、
打合をし、設計をし、施主とショールームに同行し、
確認申請をだし、補助金などの手続きをし、現場を監理し、施主の現場に立ち会い・・・
なんてしていると
一人年間3件以上担当するとパンク寸前です。
ベテランでも休みなしで4、5件が精いっぱい。
多くないでしょ。
これをベテランと新入り所員二人で担当すると事務所経営がパンクします。(笑)
住宅メーカーのように、標準プラン、標準仕様で
材料選びや監理などの省力化を図る方法もありますが、
それをすれば設計事務所の独自性が危うくなることにもなります。
難しいところです。
また住宅メーカーの工事監理は工事部門と一緒ですから
設計事務所の第三者的工事監理の効率化と比較するのがおかしいのですが。
僕の経験では、現場3件以上か2年以上、
しっかりした事務所で現場監理していないと現場では、
何を見ていいかもわかりません。
経験不足では工務店に従うか、ベテランに聞かないと判断はできません。
できれば、ベテランやしっかり頑張っている方に工事監理はしてもらいたいですね。
でも工事始まらないとわからないのでは・・・
大丈夫です。
その見分け方は、打合段階で、所員がその場で判断できず
「所長と相談します」とか「事務所で調べてからお答えします」というのが
妙に多くなったら赤信号。
但し、ただしですが、建築では即断してはいけないことも多々あります。
判断を間違えると大きな損失を生むからです。
なんでも即断はこれまた嘘っぽいですね。
それと、ベテランの方が、若手に「これどうだったっけ」と頻繁に聞くようだと
要注意。
それに、スタッフの割に多くの住宅を抱えて居る場合も、要注意ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿