昨日の、日経ホームビルダーのセミナー
長かったですが、いくつかの収穫も
■地震学者の島村英紀さんのレクチャーは大変明解で
海溝型地震と内陸直下型地震の違いや、内陸直下型地震の予測の不可能性
近頃言われている関東圏の地震、マグニチュード7は新しいものではなく
内陸直下型はどこでも7あっておかしくない
震災は弱者(耐震補強ができないところに住まざるを得ない)に多くの犠牲を強いる
地震と震災は違うのだから、対策をすることが大切。
■それと、近年、地盤調査は、不安をもとに、改良をすすめることを前提とした会社もあり
住み手に過剰な対策を敷いていた部分もありました。安全側になることはいいのですが
行き過ぎもあり、僕のいつも頼む構造設計者も怒っていたことありました。
まさに地盤はグレーゾーンですね。
地盤調査で「不安」と出してしまえば、不要でも対策しないといけないですから・・・
で、耐震のエキスパートともいえる、保坂貴司さんは、スゥーデンサウンディングを
機械式ではなくて手動とすることで、地盤をより正確に測れるので
過剰対応がなくなるという話をしてくれました。
普通は機械の方がと思うのですが、手動の方が地盤の状態を正確に示すようです。
また、こういった社会的要求から、地盤ネットという会社は、地盤調査と地盤改良を分離して
調査のみで保証を付けるという、とても有意義な試みをしています。
興味あるところです。
地盤のセカンドオピニオンというようです。利用してみたい。
http://www.jibannet.co.jp/
液状化の裁判等の話は次回
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