子はかすがいと申しますが
それは、かすがいが木材をつなぎとめる役割を果たしていいたからです。
しかし、
阪神大震災で、多くのかすがいが外れてしまいました。下の金物がかすがいです。
で、土台と柱をかすがいなどの金物でつなげるだけでは
安全ではないということで
頑丈な柱緊結金物、ホールダウンという金物が考えられました。
基礎に直接柱をつなげる金物です。
地震時に柱が抜けてしまわないようにする金物ですね。
たくさんビスが使われていますね・・・頑丈そうですね・・・・
この取り付け金物と他のアンカーボルトや筋違の金物が
現場でぶつからないようにしないといけません。
図面や現場でコンクリートを打つ前に、チェックしておかないと
現場は悲惨なものになります・・・
ま、そのために現場監督や建築士の監理が必要なんですけどね。
ということで
いまじゃ、「子はかすがい」といったら・・・大きな問題が生じたら、はずれる(離婚する)
ということですね
これからは「子はかすがい」ではなく
「子はホールダウン金物」といいましょう!
ちなみに、昔の建物は柔構造的な発想なので、この柱の引き抜きは思ったより
おこりません。柱の引き抜きは、建物を固くした結果生じるものです。
だから、昔のかすがいは役立たずではないのです。あしからず・・・
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