外壁周りは、湿気の多い日本では通気をとることが
近年では基本的な工法となっていますが
通気が通る下地に縦に通る桟(タテ胴縁)の場合は、上下に簡単に空気が流れるのですが
横に通す桟(横胴縁)では上下の空気の移動が切れてしまいます。
その対策は、横胴縁を交互にずらせて空気が流れるようにするのが一般的ですが
最近では、金属の胴縁に通気穴が開いたものや、
写真のように、胴縁に溝を付けて、通気させるものが商品化されています。
建材費はアップしますが、人件費は下がるので
一般化しつつあります。
数年前に「使える内外装材活用シート」で
紹介しましたが、それ以降、工務店から、こういったものを使いたいという
申し出が増えてきていますね。
2013年5月29日水曜日
2013年5月28日火曜日
2013年5月27日月曜日
基本設計やっと8合目!
基本設計・・・なかなか案が収束しなかったのですが。
・南側に庭をとるのではなく、南側に家を配置し吹抜けで光をとるという、更地を見てからの判断と
(4案目)
・キッチンハウスでアイランド型のキッチンのイメージが住み手にイメージを与えてくれたことがあり
(7案目)
ようやく、日曜日の7案目で、納得と満足ののふんいき。
良かった!
基本設計の8合目あたりに来ました!!
後は確認と詰め、
再来週は模型を作成して、空間の使い方を打合します。
2013年5月22日水曜日
木造住宅構造用金物、その耐力実験の見学
横力5トン以上、層間変形(1階と2階の横のずれ)が1/30ー1/20あたりになると・・・
割れが・・・
部材の強度をこういった試験で確かめて
地震ではここまでの力がかからないように構造の工夫をし
構造計算をするのですね。
実際は、壊れる以前の十分な余裕を持ったところで
計算をするのですが。
昨日は、新潟の木造住宅構造用金物メーカーに、建築家たち30人ほどで
見学会。
新しい構造用金物を開発したので、その使い方や強度などを実感してもらうために
開催!
メーカーのタツミさん主催、そして僕たちチームコアが呼びかけて実現しました。
タツミさん、バス手配等、ありがとサンです。
なかなか木造躯体の実験は見ることができないので、興味深いものでした。
参加したみんなもなかなか参考になったと言っておりました。
4時間のバス往復8時間、それなりに長い時間ではありましたが
色々な情報交換もできて有意義でありました。
同行していただいた
構造家で、代々木体育館の構造を設計した坪井善勝さんの弟子
中田 捷夫さんのウイットに富んだ構造話が、途中で聞けてラッキーでした。
その後プレカット工場、金物加工工場を見て、現在の木造のメインストリームを
実感したという感じです。
この実感が、ものづくりには大切なんですよね・・・
2013年5月18日土曜日
建築工事のむずかしさ2
建築工事のむずかしさを書きましたが
それに付随して
施主の建材支給、住設支給などについて一言
インターネットなので、リーズナブルな建材や商品を見付けて
得をしたと考える方がいますが、これは、注意が必要です。
というのは、建築工事はいろんな工事が絡み合います。
ですから、責任が明確にならないことが多いのです。
その全体責任を負ってくれるのが工務店。
それをバラで行うと・・・
・たとえば、水栓をネットで購入し、設備屋さんに設置してもらったとします。
さて、水漏れを起こしました。だれに連絡しよう・・・。
水栓販売「設備業者の配管接続の問題だと思います。設備屋に連絡していただければ」
配管した業者「あそこの水栓、以前にも問題あったな。うちの問題じゃないんだよね、どうしてもというのでつけたんですけど、手間おねがいできますか。うちがいつも使うものつけてれば無料なんですけど・・・次ぎ使うものはうちが持っていきますね」
水道修理業者「工事も水栓もやり直しですね。はい・・・円」
・リーズナブルな床材ネットで購入
現場に配送されるの、受け取りはホントは施主なんだよね、その日現場雨で休みなんだよな
手間誰が出してくれるんだ・・・
仕上た後、1年、歪みが・・・・
建材や「下地のせいでしょうかね、ちゃんと施工していただいていれば、大丈夫だと思うんですが」
施工業者「ひどい建材ですね、使いたくなかったんですよ、お勧めの建材で張り替えましょう。これはいいですよ。お値段は張るけど」
なんてことになるわけです。
工事同志の境、そして工事の責任というのはホントに難しいものです。
ある建材が責任施工としっかり言っていながら、問題が起きると工務店や業者に
丸投げなっている会社もあるんですからね・・・・
いかに「責任」というのがかるく扱われているかわかります。
目先の事で決めるのではなく、
維持も考えてしっかりした業者を信頼して進めるのが一番ですね。
それに付随して
施主の建材支給、住設支給などについて一言
インターネットなので、リーズナブルな建材や商品を見付けて
得をしたと考える方がいますが、これは、注意が必要です。
というのは、建築工事はいろんな工事が絡み合います。
ですから、責任が明確にならないことが多いのです。
その全体責任を負ってくれるのが工務店。
それをバラで行うと・・・
・たとえば、水栓をネットで購入し、設備屋さんに設置してもらったとします。
さて、水漏れを起こしました。だれに連絡しよう・・・。
水栓販売「設備業者の配管接続の問題だと思います。設備屋に連絡していただければ」
配管した業者「あそこの水栓、以前にも問題あったな。うちの問題じゃないんだよね、どうしてもというのでつけたんですけど、手間おねがいできますか。うちがいつも使うものつけてれば無料なんですけど・・・次ぎ使うものはうちが持っていきますね」
水道修理業者「工事も水栓もやり直しですね。はい・・・円」
・リーズナブルな床材ネットで購入
現場に配送されるの、受け取りはホントは施主なんだよね、その日現場雨で休みなんだよな
手間誰が出してくれるんだ・・・
仕上た後、1年、歪みが・・・・
建材や「下地のせいでしょうかね、ちゃんと施工していただいていれば、大丈夫だと思うんですが」
施工業者「ひどい建材ですね、使いたくなかったんですよ、お勧めの建材で張り替えましょう。これはいいですよ。お値段は張るけど」
なんてことになるわけです。
工事同志の境、そして工事の責任というのはホントに難しいものです。
ある建材が責任施工としっかり言っていながら、問題が起きると工務店や業者に
丸投げなっている会社もあるんですからね・・・・
いかに「責任」というのがかるく扱われているかわかります。
目先の事で決めるのではなく、
維持も考えてしっかりした業者を信頼して進めるのが一番ですね。
2013年5月17日金曜日
建築工事のむずかしさ
建築工事のあつかいは本当に難しい
建築工事はオーケストラと同じで、いろんな職人が居て
様々なタイミングでその技術をこなします。
それも、毎回環境が違う。
準備万端の工場やコンサートホールではなく、
自然の土地ですから
完全な環境はまずない。
一人の職人がいいかげんだと、全体もだいなしですが
コンサートが始まったら、職人を替えることは難しい。
雨が降ったら・・・
その腕の範囲と環境で全体のコンサートを作り上げなければいけません。
住み手は、職人全員が一流だと思いたいものですが
現場に入る職種、20種ほど、職人は40人程度
それを完璧にそろえることは、一般住宅では、まずあり得まえせん。
よりより良い職人をそろえる工務店を選ぶしかありません。
よい工務店を選んだとしても
たまたま、いい職人がほかの仕事や病気でできないとしたら
工期をのばして、まちますか
代わりをたのみますか
工期の時間はそのままお金ですから、限られた予算では
工期を待つことは結構難しいものですね。
日本では、住み手も待つのは不得意です。
さらに、一つのものを仕上げるのに、何人かの職人の技術が関わり、
それぞれに、インターファイスがあります。
躯体を作る>下地を造る>枠をつくる>コンセントなどを設置する>
左官職人が下地等を塗る>上塗り仕上をする
このうちの一つが良くなければ、仕上がりに響きます。
ですから、いい左官職人でも、下地が悪ければ厳しいものです。
しかし
良い職人は、それをある程度カバー出きる力量もあります。
ですから
最高の材で最高の場所で最高のものを造るのもいい職人ですが
ある材料と環境と時間でベストを尽くすのもいい職人。
一般住宅は後者
それを見極めながら、質のあるものをまとめるというのはなかなか難しい。
そのためには
楽譜にあたる設計図と、
指揮者(設計事務所の監理者、工務店の管理者)
が大切なんですね。
2013年5月16日木曜日
時は金なり
「時は金なり」
というけれど、震災以降、僕の中では意味が変わってきました。
時は金のように大事なものだから・・・までは同じ
以前は
だから、出来る限り密な時間を過ごしなさい、時間は効率よく使いなさい
有意義な事を出来るだけ沢山しなさい
効率よく、効率よく・・・
なんて意味かなと思っていましたが
大事なものってなんでしょう?
もしかしたら、
何もしないでボーっとしていること
特別なことしないでのんびりと考えること
ああだこうだと悩んでみること
一つ一つ、時間に急かされずに納得いくように
自分のペースで何かをしてみること
経済原理の世間では無駄と思われていること
これに、時間をかけることが、大事なことなのではないでしょうか?
住まいづくりも、効率も大切ですが
時間をかけて納得して進めることも大切ですよね。
希望を言ったら、次の日はいプラン、次の週はい建てましょう・・・なんて
ちょっと、味気ない
建てるために費やする時間も、かなり有意義な時間だとおもいますよ・・・
この時間を楽めむことは、知的なレジャーです。
大きくなってわかる子育ての貴重な時間と同じで、
建ってしまえばわかることですけどね。
というけれど、震災以降、僕の中では意味が変わってきました。
時は金のように大事なものだから・・・までは同じ
以前は
だから、出来る限り密な時間を過ごしなさい、時間は効率よく使いなさい
有意義な事を出来るだけ沢山しなさい
効率よく、効率よく・・・
なんて意味かなと思っていましたが
大事なものってなんでしょう?
もしかしたら、
何もしないでボーっとしていること
特別なことしないでのんびりと考えること
ああだこうだと悩んでみること
一つ一つ、時間に急かされずに納得いくように
自分のペースで何かをしてみること
経済原理の世間では無駄と思われていること
これに、時間をかけることが、大事なことなのではないでしょうか?
住まいづくりも、効率も大切ですが
時間をかけて納得して進めることも大切ですよね。
希望を言ったら、次の日はいプラン、次の週はい建てましょう・・・なんて
ちょっと、味気ない
建てるために費やする時間も、かなり有意義な時間だとおもいますよ・・・
この時間を楽めむことは、知的なレジャーです。
大きくなってわかる子育ての貴重な時間と同じで、
建ってしまえばわかることですけどね。
2013年5月15日水曜日
屋根の形
今回の鶴見川の家では
軒先、庇が家のイメージを造るようにしています。
庇は、雨の多い日本の気候では、建物を長持ちさせる有効な手段ですが
都市住宅では敷地の大きさから庇はきびしい
それに近代建築は、キューブ型が主流で、庇でデザインがしにくい
などから庇を生かすデザインはあまり主流とはなりません。
今回は敷地もゆったり、敷地の3方向が道ということもあり
庇を取りました。庇のシャープさを出すために
庇を斜めにカットしたのが味噌です。
完成が楽しみです。
2013年5月11日土曜日
原稿チェック
土日で「インテリア用語辞典」の原稿チエックする予定ではあったが
今日は昨日進まなかったプラン作りと雑用・・・
日曜はクライアントと大事なキッチンショールームめぐりだ
いつしようかな・・・
今宵は、音楽関連で行かなければいけないところもあるし・・・
ちょっと気を抜くと、仕事がたまるな・・・この頃
2013年5月10日金曜日
木材利用ポイント事業
今日は 木材利用ポイント事業の話をききにいってきました。
・対象は当然国産材ですが
1、木材は認定のもの
2、事業への参加を申請した工務店、認定の証明を出せる材木屋、プレカット屋
3、主要構造部で柱、梁、間柱、構造用合板(壁12t、床24t)に限られる(なぜ屋根材、大引、根太は入らないのだろう・・・)
4、30坪の住宅で上記を、材積6㎥以上使わないと対象にはなりません。
この数字は、長野での木造の材積資料では
http://www.pref.nagano.lg.jp/rinmu/ringyou/mokuzaijittai/jittaityosa10.04.22.pdf
一戸で8㎥程度なので、ほとんどを国産材使うつもりでないと厳しいですね。
5、構造と内装(リフォームでもOK、9㎡以上から面積に合わせて)両方併用もOKなので
最大は60万ポイントOKです。
6、家具や薪ストーブにも使えます。(これから決まる)
7、ポイントの半分以上は 農林水産品などとの交換、ほかは商品券OK
それもポイント交換期間は2014年10月末(予定)
たとえば30万ポイントの内15万ポイントは農林水産品・・・
今年の10月に家ができたとして
1年以内に15万円分を消費するんだよね・・・・
2013年5月8日水曜日
ラクラク突破のインテリアコーディネーター合格テキスト
ラクラク突破のインテリアコーディネーター合格テキスト (エクスナレッジ)
順調な売れ行きとのこと
受験後も、実務に役立つ好評です。
で、増刷!ありがたい!
増刷の原稿料も少しいただけるようなので一杯のみに行くか・・・
これから出る予定の姉妹版用語集の原稿のチエックもしないとな・・・
上棟
連休の合間に上棟
都内では最近は上棟式をするのは半々くらいです。
・東京では、職人が遠方から来ることも多いので、お酒等はダメ
・職人同志もドライに、施主もドライに
・それで最近の上棟式は、簡単に済ますことも多くなり施主、工務店、設計事務共に、上棟式をあまり重要視しなくなった。
・骨組みがプレカットとなり、昔の上棟のようなメインイベント感がなくなった。
・施主が、建築の儀式等の知識がなくなった。
・儀式より工期が優先
などなど
理由もあるようですが、ご祝儀という方法はやめてもいいけど
職人の負担(職人の時間は金なりですからね)もすくなくして
いい家建てるぞ・・・といった儀式できないですかね。
2013年5月7日火曜日
目黒空中庭園
連休の一日、目黒空中庭園に行ってきました。
巨大な大橋ジャンクションの上を庭園に。
隣に建っている高層のマンションの9階には大橋図書館もあり。
地元の人にとっては、なかなかいい環境ができたのではと思います。
大橋ジャンクションンは巨大なコンクリートの塊なので
造っているときは、どうなるかと心配していたのですが
屋上庭園ができると、それなりに良くなりました。
屋上庭園の土の様子も・・・
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