2012年1月5日木曜日

グレイトフル・デッドにマーケテイングを学ぶ

年末年始にかけて
「グレイトフル・デッドにマーケテイングを学ぶ」を読みました。


常々、住まいづくりという仕事には共有、パブリック性が大切と考えて、ホントにささやかに実践していますが
グレイトフル・デッドはすでにしっかりと実践していたんですね。

当時、社会とはややかけ離れた?とも思えた、ヒッピーという共有という文化「ラブ&ピース」を
情報化社会の入り口時代に見事に社会へと溶け込ませ、生きていく糧にしていたんですね。
素晴らしい。

新しい情報、開示しない情報を所有することのみで、つながりや優位を保ってきた戦後、
僕たちもまだまだ、情報の所有が金を生むと思っています。
金はこれからも、それなりに生むかもしれませんが、
そこには共有するという「幸せ」は、もうすでのないですよね。

建築という業界でも、グレイトフル・デッド並みの方たちがいます。
「jww」( JW_CAD)という素晴らしいCADをフリーソフトとして社会に提供した清水治郎、田中善文、岡野輔仁さんです。かれらは、もっと称賛されるべきでしょうね。


グレイトフル・デッドをネタにビジネス?という発想はおもしろいですよね

でも、この本の著者や最後に取り上げられたビルゲイツ、
そして、この本を読んでしまう僕などは
やはり
グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアの持った共有の幸せを
本当はわかっていないものなのかもしれませんね。

グレイトフル・デッドをゆっくり聞きますか・・・




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