2011年12月27日火曜日
イケヤの話
先日、リフォームの設計物件で施主が、イケヤの家具を置きたいというので、デザイン選びや組み立ての日などを助言しました。でも実際は主人も忙しいらしく、工務店に組み立て手伝ってもらえないかということで、気楽にボランティア?で僕も、休日に手伝いを・・・
しかし!
現場に来たイケヤの家具、大物で一般の人が組み立てる限度を超えていました。(苦笑)(イケヤもプロなら助言しろよな・・・)
カーテンレールは金属用ののこぎり必要、家具取っ手は、専用のドリル必要。システムは素晴らしいが、細かく、部品の予備はない。組み立てというよりDIYの世界!
ねじは予備がなく、ねじ穴が壊れればおしまい。
部品やねじの違いが微妙で、説明書を把握するまでに30分以上必要。
取り付けを間違うと元にもどすのに手間がかかる・・・
という具合に一般の方にはちょっと組み立てが難しいと思いました。
イケヤのシステムは、部品は増えてもできるだけ多くのバリエーションを実現できるというのが考え方のようですが、
日本のノックダウンは、少ない部品で簡単に有る程度のバリエーションという発想。日本というDIYの文化が薄れてしまった国では、イケヤのようなヘビーなシステムだと厳しいのではないでしょうか。
というのが実感!
いい経験をさせていただきました。工務店の方と、もう俺たち、イケヤのプロだねと苦笑い。
でも冷静にかんがえれば、日本がイケヤ程度を自分たちで楽しく組み立てられる文化になれば、住まいの維持がスムーズにいくのかもしれませんね。
イケヤが変わるか日本人が変わるかさて・・・今後どうなるんでしょ?
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