2011年5月26日木曜日
収納の工夫
柿生のリフォームで、キッチンの窓側の縁側を広げて部屋を広くしたいという、
要望だったのですが、耐力壁をとらなければならず、
配置的にかなり無理が来るのと、補強に予算がかかりすぎるということで。
縁側を高性能?収納に、その分キッチン部分を広く取りました。
窓から光も入れたいので、引き出し式です。
二列ですからかなりの収納です。重さも重量級のレールですから大丈夫!
ラベル:
リフォームと再生の日々,
住まいづくりの日々
2011年5月24日火曜日
住まいの維持
昨日、仕事終わったあと7時に台東小島の家にお邪魔しました。
サッシの操作部が調子が悪く、お施主さんが工務店に相談したら、
その後サッシーメーカーが来て取替えしないといけないということ
その後半年ほどたつがちゃんと対処してくれない。
ということで、僕に先日連絡が来て、とりあえず、見ることに。
話を聞いて、大体事情がわかったので直ると確信し、15分で直りました。
メーカーから来た人は素人だったのでしょうか?直す気がなかったのでしょうか?
不思議です。工務店も対応が悪いとホント問題ですね。
建物はちゃんとつくってくれたんですが・・・
これからの時代、出来たときより「維持」が大切ですよね。
いいもの作っても
維持のできない工務店は厳しですね。
サッシの操作部が調子が悪く、お施主さんが工務店に相談したら、
その後サッシーメーカーが来て取替えしないといけないということ
その後半年ほどたつがちゃんと対処してくれない。
ということで、僕に先日連絡が来て、とりあえず、見ることに。
話を聞いて、大体事情がわかったので直ると確信し、15分で直りました。
メーカーから来た人は素人だったのでしょうか?直す気がなかったのでしょうか?
不思議です。工務店も対応が悪いとホント問題ですね。
建物はちゃんとつくってくれたんですが・・・
これからの時代、出来たときより「維持」が大切ですよね。
いいもの作っても
維持のできない工務店は厳しですね。
2011年5月23日月曜日
建築知識2011,05,06号
2011年5月21日土曜日
耐震等級?の4
長々と耐震等級の話を書きましたが
耐震等級1,2,3で
耐震等級1は、関東大震災並でも壊れない設計ということになっていますが
これは建築基準法の基準であり
中規模の地震がきても損傷がない程度の建物の基準です。
ここで、「壊れる」と「損傷がない」という言葉の区別をしてくださいね!
壊れるはつぶれて人に危害が加わるということです。
この基準の建物は、大震災(阪神・淡路大震災)で結構持ったので
大震災でもある程度は大丈夫でしょうということです。
建物には固有周期(揺れの速さ)や地震の持続時間があって
一概に大丈夫とは言えないので
で、不安な人には耐震等級2、3あたりにしておくと
もっと安心ということですね。
なんとも歯切れの悪い説明ですが・・・
で、匠屋では、耐震等級2で、
バランスの良い建物を設計するようにしています。
木造住宅は基準法を守るということに加え
バランスというのは結構大事です。
耐震等級1,2,3で
耐震等級1は、関東大震災並でも壊れない設計ということになっていますが
これは建築基準法の基準であり
中規模の地震がきても損傷がない程度の建物の基準です。
ここで、「壊れる」と「損傷がない」という言葉の区別をしてくださいね!
壊れるはつぶれて人に危害が加わるということです。
この基準の建物は、大震災(阪神・淡路大震災)で結構持ったので
大震災でもある程度は大丈夫でしょうということです。
建物には固有周期(揺れの速さ)や地震の持続時間があって
一概に大丈夫とは言えないので
で、不安な人には耐震等級2、3あたりにしておくと
もっと安心ということですね。
なんとも歯切れの悪い説明ですが・・・
で、匠屋では、耐震等級2で、
バランスの良い建物を設計するようにしています。
木造住宅は基準法を守るということに加え
バランスというのは結構大事です。
2011年5月20日金曜日
耐震等級? 3
現在の耐震設計は
2段階に分かれていて
小中規模な建物は第一段階でOKで中規模な地震で「損傷しない」程度
中大規模な建物は第二段階に進み大規模な地震で「倒壊しない」程度
とされています。
第一段階では、倒壊のことが書かれていません。
つまり、小中規模な建物は中規模な地震で損傷をしない程度であれば、大規模な地震でも大丈夫ということなのでしょう。
木造は基本的には小中規模な建物ですから、中規模な地震で「損傷しない」程度で基準がつくられていると考えていいのですが、
品確法の性能表示での構造の安定性では
震度6強から7程度(中低層の建物に作用する地震動の加速度で400ガル程度)に相当するということになっています。関東大震災の東京、阪神・淡路大震災の神戸での揺れに大して倒壊しない程度と書かれています。
この根拠はどうも、あいまいだと思います。
現実に、ある実験では耐震等級2の木造建物の実験で6強で倒れたという報告からすれば
怪しい基準となりますが、阪神・淡路大震災で新耐震以降の木造の多くが大きな被害を受けなかったことを考えると結構大丈夫なんじゃないかというわけです。
僕の知る限りではですが(木造の基準をつくったものではないので・・・)
で、阪神・淡路大震災で新耐震以降の木造も、いくつかは壊れたわけですから1.5倍(1.25 倍)位にしておけばいいのではないかというわけです。
ちなみに、関東大震災は400ガル、阪神・淡路大震災は800ガル
ですから、耐震等級3は400*1.5で600ガルくらいまでは大丈夫で、安全率という余裕もあるので阪神・淡路大震災の800ガルまではほぼ大丈夫ということでしょう。
ちょっと、大雑把ですね。
(基準設定には本当は詳しい計算されているのかもしれませんが・・・)
ちなみに、建物の被害はこの加速度ガルよりカイン(=m/s)という速度のほうが一致するということです。
2段階に分かれていて
小中規模な建物は第一段階でOKで中規模な地震で「損傷しない」程度
中大規模な建物は第二段階に進み大規模な地震で「倒壊しない」程度
とされています。
第一段階では、倒壊のことが書かれていません。
つまり、小中規模な建物は中規模な地震で損傷をしない程度であれば、大規模な地震でも大丈夫ということなのでしょう。
木造は基本的には小中規模な建物ですから、中規模な地震で「損傷しない」程度で基準がつくられていると考えていいのですが、
品確法の性能表示での構造の安定性では
震度6強から7程度(中低層の建物に作用する地震動の加速度で400ガル程度)に相当するということになっています。関東大震災の東京、阪神・淡路大震災の神戸での揺れに大して倒壊しない程度と書かれています。
この根拠はどうも、あいまいだと思います。
現実に、ある実験では耐震等級2の木造建物の実験で6強で倒れたという報告からすれば
怪しい基準となりますが、阪神・淡路大震災で新耐震以降の木造の多くが大きな被害を受けなかったことを考えると結構大丈夫なんじゃないかというわけです。
僕の知る限りではですが(木造の基準をつくったものではないので・・・)
で、阪神・淡路大震災で新耐震以降の木造も、いくつかは壊れたわけですから1.5倍(1.25 倍)位にしておけばいいのではないかというわけです。
ちなみに、関東大震災は400ガル、阪神・淡路大震災は800ガル
ですから、耐震等級3は400*1.5で600ガルくらいまでは大丈夫で、安全率という余裕もあるので阪神・淡路大震災の800ガルまではほぼ大丈夫ということでしょう。
ちょっと、大雑把ですね。
(基準設定には本当は詳しい計算されているのかもしれませんが・・・)
ちなみに、建物の被害はこの加速度ガルよりカイン(=m/s)という速度のほうが一致するということです。
2011年5月19日木曜日
耐震等級?2
耐震等級1についてですが、
国土交通省はその説明に「構造の安定に関すること」という部分の解説として
● 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力
極めて稀に発生する地震による力は、建築基準法施行令第88 条第3項に定める力に
相当するものであり、
数百年に一度程度の頻度で起こる大きさの地震力を表します。
同じ頻度で発生する地震の揺れの絶対的な強さは、地域により異なるために一概には言え
ませんが、
例えば、東京を想定した場合、気象庁の震度階で震度6強から7程度(中低層の建物に作用する地震動の加速度で400cm/s2程度)に相当するということができます。
これは、関東大震災において東京で発生したと推定される地震の揺れや阪神淡路大
震災において神戸で観測された地震の揺れに相当します。
なお、昭和56 年以降の建築
基準法の耐震基準を遵守した建物については、通常、構造計算に見込んだ余裕や計算外
の余裕のために、想定したものよりも大きな地震力に対して倒壊、崩壊等しないものと
考えられます。
それで耐震等級2,3はそれの1.5 倍(1.25 倍)の地震力は
気象庁の定める震度階で最大のものは震度7ですから、耐震等級1で説明した地震力を1.25
倍または1.5 倍した地震力を震度で説明すると震度7となりますが、
中低層の建物に作用する地震動の加速度は、
1.25 倍で500cm/s2程度、1.5 倍で600cm/s2程度となります。
国土交通省では、防災拠点となる施設(学校や官公庁施設など)について、地震力を
1.25 倍又は1.5 倍に割り増してより安全な設計をする方針を定めているので、
この基準の等級は、これに対応したものと理解することができます。
なお、阪神・淡路大震災では、極めて限られた場所で800cm/s2程度の大きな地表の
加速度が観測されていますが、構造計算に見込んだ余裕や計算外の余裕のために、大き
な被害を受けなかったものと報告されています。
ちなみに
倒壊、崩壊等しない程度とは、人命が損なわれるような壊れ方をしない程度であるこ
とをいいます。
国土交通省はその説明に「構造の安定に関すること」という部分の解説として
● 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力
極めて稀に発生する地震による力は、建築基準法施行令第88 条第3項に定める力に
相当するものであり、
数百年に一度程度の頻度で起こる大きさの地震力を表します。
同じ頻度で発生する地震の揺れの絶対的な強さは、地域により異なるために一概には言え
ませんが、
例えば、東京を想定した場合、気象庁の震度階で震度6強から7程度(中低層の建物に作用する地震動の加速度で400cm/s2程度)に相当するということができます。
これは、関東大震災において東京で発生したと推定される地震の揺れや阪神淡路大
震災において神戸で観測された地震の揺れに相当します。
なお、昭和56 年以降の建築
基準法の耐震基準を遵守した建物については、通常、構造計算に見込んだ余裕や計算外
の余裕のために、想定したものよりも大きな地震力に対して倒壊、崩壊等しないものと
考えられます。
それで耐震等級2,3はそれの1.5 倍(1.25 倍)の地震力は
気象庁の定める震度階で最大のものは震度7ですから、耐震等級1で説明した地震力を1.25
倍または1.5 倍した地震力を震度で説明すると震度7となりますが、
中低層の建物に作用する地震動の加速度は、
1.25 倍で500cm/s2程度、1.5 倍で600cm/s2程度となります。
国土交通省では、防災拠点となる施設(学校や官公庁施設など)について、地震力を
1.25 倍又は1.5 倍に割り増してより安全な設計をする方針を定めているので、
この基準の等級は、これに対応したものと理解することができます。
なお、阪神・淡路大震災では、極めて限られた場所で800cm/s2程度の大きな地表の
加速度が観測されていますが、構造計算に見込んだ余裕や計算外の余裕のために、大き
な被害を受けなかったものと報告されています。
ちなみに
倒壊、崩壊等しない程度とは、人命が損なわれるような壊れ方をしない程度であるこ
とをいいます。
ラベル:
リフォームと再生の日々,
住まいづくりの日々
2011年5月18日水曜日
音楽のほん
2011年5月14日土曜日
耐震の話
来月、耐震の一般向けのレクチャーをするんですが
専門的な話をするときにいつも悩むのが
ターゲット
これによって話す内容が変わります。
昨年出した本「いちばんやさしい建築基準法」やこれから出す予定の本も
これが難関。専門系は。
本当に何も知らない人、少し知っていて興味ある人
専門に入りはじめた人、専門家の整理、知識増強向け
その部門のエキスパート向け
僕としては、いつも「少し知っていて興味ある人」にメッセージを送りたいのですが
せいぜい「専門に入りはじめた人向け」までになってしまいます。
つまり専門用語がそこそこ出てしまう。
といっても専門用語おさえて説明するのも難しいのです。
この部門でのいい本は以外とありません。
※「いちばんやさしい建築基準法」は何とかここにくいこめたようです(笑)
で、耐震向けにに「専門に入りはじめた人向け」としてはいい本見つけました。
この方面では、最も信頼の置ける山辺豊彦さんの
「絵解き・住まいを守る耐震性入門」(風土社)
これをもっと一般向けに話さないといけないんだよね・・
専門的な話をするときにいつも悩むのが
ターゲット
これによって話す内容が変わります。
昨年出した本「いちばんやさしい建築基準法」やこれから出す予定の本も
これが難関。専門系は。
本当に何も知らない人、少し知っていて興味ある人
専門に入りはじめた人、専門家の整理、知識増強向け
その部門のエキスパート向け
僕としては、いつも「少し知っていて興味ある人」にメッセージを送りたいのですが
せいぜい「専門に入りはじめた人向け」までになってしまいます。
つまり専門用語がそこそこ出てしまう。
といっても専門用語おさえて説明するのも難しいのです。
この部門でのいい本は以外とありません。
※「いちばんやさしい建築基準法」は何とかここにくいこめたようです(笑)
で、耐震向けにに「専門に入りはじめた人向け」としてはいい本見つけました。
この方面では、最も信頼の置ける山辺豊彦さんの
「絵解き・住まいを守る耐震性入門」(風土社)
これをもっと一般向けに話さないといけないんだよね・・
耐震等級?
住宅性能表示や長期優良住宅、フラット35などに頻繁に使われる耐震等級
これの説明が難しい。
■耐震等級1:数百年に1度程度発生する地震の地震力に対して倒壊・崩壊しない程度、数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度。
■耐震等級2=上記の地震力の1.25倍の地震に対応。
■耐震等級3=上記の地震力の1.5倍の地震に対応。
ここで、耐震等級1これは建築基準法レベルです。
匠屋では基本的に耐震等級2を基準にして設計しています。
しかし、耐震等級1の基準である
数百年に1度程度発生する地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して倒壊・崩壊しない程度であれば問題ないのに、
何故もっと強くする必要があるんでしょうか?
身近では阪神大震災では一部で激震の7です。阪神大震災でもほぼ大丈夫といっているようなものです。
おかしいですね。
実際の数値を見るとある程度はわかってきます。次回
これの説明が難しい。
■耐震等級1:数百年に1度程度発生する地震の地震力に対して倒壊・崩壊しない程度、数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度。
■耐震等級2=上記の地震力の1.25倍の地震に対応。
■耐震等級3=上記の地震力の1.5倍の地震に対応。
ここで、耐震等級1これは建築基準法レベルです。
匠屋では基本的に耐震等級2を基準にして設計しています。
しかし、耐震等級1の基準である
数百年に1度程度発生する地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して倒壊・崩壊しない程度であれば問題ないのに、
何故もっと強くする必要があるんでしょうか?
身近では阪神大震災では一部で激震の7です。阪神大震災でもほぼ大丈夫といっているようなものです。
おかしいですね。
実際の数値を見るとある程度はわかってきます。次回
2011年5月2日月曜日
これ知ってますか?
この服知ってますか?
原発の作業している方が着ていますね。
これ、建築業界ではとても有名な素材です「タイベック」といって
水は通さないけど、湿気は通すという素材です。
透湿防水シートといいます。
同じ水なのに一方通して一方は通さない???・・・変ですよね
湿気は水の分子がそのままに近い状態で、普通の水のように分子が集まっていないのです。
体の発汗等の湿気は通しますが、外からの雨は防げるというわけで
以前よりキャンペーンの安いジャケットなどにも使われていましたね。
これ、住宅では、家の構造体外側を包み
構造体ににたまった湿気を外に吐き出し、外からの雨を防ぐので
今では、この商品以外にも同様のものが多く販売されて使われています。
通気工法といて現在では木造住宅の基本的な工法です。
建築工房 匠屋ではもちろん90年代中期より全てこの工法です。
日本の住まい湿気が大敵なのですね。
すまいも体も同じようなもので包むというのが面白いですね。
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