2017年10月12日木曜日

質の高い職人と良い職人

昔は、鳶が基礎や建て方をして、大工が木を刻み、造作をして

左官が壁を作り、建具屋や表具屋が畳屋 塗装屋が完成させる

システムは至って簡単ですね。

でも今ではこれでは何かが足りません・・・

そうです、設備です。

一般的に質の高い職人とは、自分の担当する仕事を

極めた職人ですね。

しかし、現在では、設備との取り合いや住み手の多様な住み方に

対応していかなければなりません。

これを整理するのが、現代では設計者(建築家)です。

しかし、現場のすべてを設計者が把握、制御できるわけではありません

また、現場の工事管理者とて同じです。

で、大切なのは、自分の仕事を質高くこなすというより

全体とのバランスや、住み手の住み方に関心を寄せ

他の職種と調整もできる職人が、求められていて

それが、住み手に益をもたらすのです。

それが良い職人です。腕だけではなく、気配りのできる職人

設計者も同じですね・・・・



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