2016年8月29日月曜日

空き家などの補修について





実家の配線、露出配線ですが、なかなか面白い。

柱の部分のカバーも木製でできています。昔の人の工夫ですね。

すべての配管や配線を壁や床、天井の中に隠すという美学を捨てれば

家の改修も違ったものに見えてくるでしょう。

排水管や、給水管、電気配線を美しく上手に露出させることは

面白い挑戦だといつも思っています。


以前のRC打ち放しの建物で、できるだけ配管等の埋め込みを少なくして

壁に配線を立ち上げ、シナ合板でカバーしたものが下記の写真です。


カバーが簡単に取り外しできて便利です。


維持や補修のやりやすさは、結局は

住宅の利用の変化や、それに対する費用のかけ方のイメージを変え

再生のイメージも変えるでしょう。美しさのイメージもね。

耐震改修等もできるだけリーズナブルで簡便で美しいシステムになれば

最高ですね。


補修が簡便でわかりやすいということは、費用もリーズナブルでわかりやすくなるということ

DIYもやりやすくなります。

空き家対策にもなるかもしれませんね・・・




2016年8月26日金曜日

民家再生


夏休み直前の8月6日

日本民家再生協会の現場見学会でした。

東大宮の130年の民家

細かなところまで見ることができ、

なかなか有意義でした。暑かったけど・・・

民家再生の基本的なことは、民家再生にも関わった設計者だからわかるけど

バランスや、ちょっとした技術的な対応、難しい点の対策

構造補強の見解などは

現場を見ないと実感がわかないんですよね。

終わったあと、近くの古民家を改装したカフェ「紡ぎの家 大島」で

コーヒーを。

駅からそれなりの距離がある民家の使い方の例として

参考になりました。

2016年8月25日木曜日

ナツメ社より献本


ナツメ社より

2冊の本が送られてきました。

「イラストでわかる建築用語」9刷

「知識ゼロから学ぶ 建築設備のしくみ」2刷

の献本

ロングセラーになってくれると

ちょっとした呑み代が時々

天から降ってくるので、うれしい!



2016年8月24日水曜日

テラス(縁側)工事 完成


早速朝ごはんをテラス(縁側)で

南側には、山しか見えないので気持ちいですね

これからは頻繁に来たいところです。


丸い穴の開いたコンパネの囲いは

囲むとこんな感じ、チープだけど意外と面白い



意外と光の抜けが楽しいですね

内側も今度行ったとき塗装したいところだ。

DIYも楽しいですね。

材料代は4万ほど

手間は3日くらいですが

暑い夏の工事、途中にお遊びや、片付けもあったので

実質一週間かかってしまいました。

水をたっぷりのんで、汗を流しすのもいいもんですな。



2016年8月23日火曜日

テラス工事 完成


福井の実家(越前ブランチ)の

雪、暴風雨対策完了

南側の小屋の解体と樹木を伐採したので

南側が谷と山々に直接露出・・・・

今年の秋以降の風雨、雪に耐えうるように

庇の柱を固定し囲いを作らなければいけませんでした。

今年の夏休みはその対策・・・

で、ようやく完成


予算と簡単なシステム、そしてそれなりに楽しくなるように

水等に強い3*6板の塗装コンパネをそのまま利用し、丸い穴をあけました。

コンパネを固定するためには高さ1800程度の所に鴨居も必要です。

縁側(テラス)を作りその上に鴨居を付け

コンパネを簡単に取り外し可能なようにしました。


コンパネ用の溝

上は簡単に固定できるシステム


DIYではとにかく

簡単に加工でき、維持もしやすいことが必要です!

複雑になるといけません。







2016年8月21日日曜日

北前船 右近家の西洋館


福井の実家の冬季吹雪対策工事(DIY)何とか終わったので

若いときには公開されたはいなかった

北前船 右近家の邸宅を見学に・・・・

実家が明治22年(1889年)で127年、右近家は明治35年で少し後ですが

右近家の柱や造りの良さは比べるまでもなく、違いますね。

財のレベルが違う(笑)、当たり前ですが・・・・

欅の柱もワンサイズ大きい!

で、ゲストハウスともいえる高台の西洋館がまた

趣があっていいですね。

暖炉のアルコブ・・・これがまた魅力的

イングルヌックというらしいです。

中々見ごたえもあり。福井においでの時は、ぜひお立ち寄りください・・・

2016年8月20日土曜日

一乗谷 朝倉氏遺跡


福井の実家(越前ブランチ)から車で30分

織田信長に滅ぼされた、朝倉氏の遺跡

町や建物はなくても

その基礎や庭石などがきれいに残っていて

一部は復元してあり、なかなか見ごたえあり

40年ぶりくらいですが、かなり整備されています。

「本能寺の変431年目の真実」を読んでから

生き残った者の都合によって描かれた歴史よりも

滅ぼされた歴史のなかに見えるものも

面白いんだなと感じています。

復元された住宅も、街並みの中にあると、イメージしやすいですね・・・


2016年8月19日金曜日

テラス工事4


何とかテラス(縁側)工事

完成、夏休みの宿題終わりました。

最後に表面を再度塗りました。

古い椅子があったので、それも塗りました。

父が、搾乳の時に使っていたような気がする・・・

囲いの写真は次のブログで

2016年8月17日水曜日

テラス工事 3


無事、テラス工事の面倒なところが終わりました。

あと、一日で完成。

テラスの庇に鴨居をつけて、一般市販のコンパネを

簡単に設置して、住んでいないときの

安全囲いにするということ

庇の柱を、テラスで固定したこと

ここら辺が味噌です。材料費用は4万5千円なり。

コンパネの加工と簡単な設置の仕方、完成を

次の回に披露しましょう・・・


2016年8月16日火曜日

テラス工事 2 大引き


束は市販されている鋼製束、高さを簡単に調整できるので

束石の高さに違いの出る土間上のテラスにはグーッド

20年程度は外部でも問題ないのだが、庇下なので問題なし。

大引きは90角、テラス床は2×4材で、防腐塗料をぬりながら

の作業。

防腐塗料完全に乾燥するまで、日程的に待てないので

手は乾燥しきらない塗料で真っ黒け・・・

テラスに加え、防風の囲いも考えてあるので、できるのが楽しみだ・・・


2016年8月15日月曜日

テラスづくり その一


匠屋の越前ブランチともなっている、福井の実家の

南側の庭の東の牛小屋だった建物を解体した勢いで、南側の樹木も

伐採してしまったので、南側の風が家にじかに当たるようになってしまいました。

ということで、外屋庇の柱が台風時などに、外れたり、南側の雨戸のない

建具が壊れてしまわないように

テラスと囲いの自力工事、材料代4.5万程度・・・

夏休みを長くとって作業です。

まずは、大きめの沓脱石をテラス圏外に移動

一人ですべて作業なので、暑い直射日光の中では

それなりにつらい・・・

無事圏外に移動、一休み



2016年8月9日火曜日

古民家の補修・・・


実家の庭の横の牛小屋壊すついでに

庭の木々も潔く伐採したのはいいけど、

風が直接くるようになっちゃった~~

予算ないのにどうすればいいのか

途方にくれる1日目~~


2016年8月3日水曜日

シンプル自動ドア


戸越公園の家に行ってきました。

外部の木格子を補修する件で。

12年ほど前に設計監理しました。

施主のIさんのお仕事はカメラマンですがDIY大好き人間!


で、食堂居間の扉が自然に締まるので

よく見たら・・・・・

中々の作品です。

猫がいるので自動的に締まるようにしたようです。

吊戸なので、スムーズに開閉ができるのでこのような

メカニズムを考案!

家の維持を楽しんでいるようで、いいですよね。





2016年8月1日月曜日

茶道やじうま塾 3回終了



茶道やじうま塾、3回共に楽しい会になりました。

・1回:道具の全体像から見えるお茶会の雰囲気と薄茶

色々な器や、それにまつわるお話を伺えました。墨蹟も

もう少し知識があるといいななどと考えつつ。

・2回目:茶の空間の構成(結界、高低)と立礼の体験

日本の仕切りの考えを、茶の湯から理解できました。

居間での立礼は、茶の湯への違ったアプローチ(普通に楽しむ等)

もあるのだなと感じました。

・3回目は香付花月と濃茶

なれない短歌と日本文化の遊びの一端を経験でき、濃茶も普通よりは

和やかな中で練っていただき、丁寧に味わうことができました。


茶の湯を嗜まない私とっては、毎回知識と体験があり

日本文化の一端を感じる良い機会でした。

また、機会があれば企画協力、参加したいですね。



設計した和室で、このような会に参加できることもうれしいです。


このような会が開けるのは、

茶の湯にたいする幅広い知識と、実践に加え、オープンなスタンスをお持ちで

「一億人の茶道教養講座」の著者

岡本浩一さん以外にはありえないのだと、実感もしました。

感謝でございます。