先日ブログに乗せた夏の茶事・・・二つ目は
夕去りの茶事でした。
これも、足骨折のギプスというのをご了解いただき伺わせていただきました。
正客は、僕の初めての茶事にお邪魔したときの亭主だった方で
お茶関係の本をいくつも書かれている方、それに同席の奥様は懐石に
深く通じている方で
正客の友人である亭主のOさんの思い入れも伝わってきました。
皆さんは茶道の師範(以上)なので余裕も感じる和やかな茶会なのですが
僕にとっては、本などで記録されているいろいろな茶会の
ひとつの具体的なシーンをイメージさせてくれるものでした。
映画の利休などで、緊張した茶会のシーンはありますが
亭主と正客が相手の道具や趣向などを自然にたずねながら交流する
シーンってあまりないですよね・・・
亭主と生客が洋風ランタンと手燭の光と影のもとで
美しいしぐさで、時には大胆に、和やかな会話を楽しむ。
同席者としては、映画のワンシーンを楽しむような感じで
ときの過ぎ行くのを忘れるようでした。
茶道や茶事は僕にとっては以前は遠い遠い世界でしたが
こうやって、いくつか同席させていただくと、
僕のような田舎者も享受しているレベルの日本の文化にも
影響をあたえているのだなと思います。
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