2010年11月29日月曜日

過去を振り返るのもいいかも・・・

先週は、気分的にはちょっと厳しい一週間でした。
というのも、21日日曜、大分の友人で画家の佐藤俊造が亡くなったからです。
無名とはいえ、地道に制作を続け、現代へ鋭い批評眼をもった画家で
早すぎる死です。最後の見送りをしたかったのですが、何せ個人事務所・・・
都合がつかず、東京で彼とのいろんな話を思い出しながら、
目先のことに惑わされず、表面だけではない仕事をしなければと思う一週間でもありました。

金曜日は、少々低迷する気持ちゆえに、意を決して、以前より友人に誘われていたブルースハープと歌のNATUKOさんのライブへいきました。ブルージーでパンチのある歌声を聞きながら、なぜか佐藤俊造のことをおもいだし

「今の世は、細かいことにこだわりすぎているよな・・・」なんて彼の声が聞こえてきたような・・・
そうです、今の住宅は細かなことにこだわりすぎていませんか・・・
もう少しおおらかに住める、生きれる提案をしたいものです。
商品化された「自分なり」や、ものに支えられた「自分なり」ではなく、
力を抜いた「自分なり」ですね。

土曜日は、昔お世話になった建築家、難波和彦さんの「退官を祝う会」で某大学へ!
2-300人くらいの方が来ていて、盛大なお祝い会でした。お祝いのつもりで行ったのですが、20数年ぶりの建築家の方ともあったり、いろいろな方と話したりで、楽しいひと時でした。
これ、「箱の家」のしゃれで、「箱の飯」?

日曜は、目黒のある中学校の同窓会(僕の出身ではない)にバンド出演。
数年前に一緒のバンドでベースをしていた友人がその中学の同窓生で、彼のサポートをしてほしいということで、ブルース曲やクラプトンを8曲ほど。
でしたが、娘のときのPTAや保育園で知り合った方々や、奥方の知り合いなども数人いて、何故か関係のない学校の同窓会ながら、少々溶け込んで、皆さんの恩師という方とも盛り上がったり、テーブルに座り食事まで・・・面白いですね。

そう、今週は、昔のことを思い出し、自省の一週間だったのかもしれませんね。
初心に帰りもう少しおおらかな仕事をしていかないといけないぞ、って亡くなった佐藤俊造がどうも話しかけてくれたのかも知れませんね。
住まいは、楽しい人生を送るためのものですからね。

カート・ヴォネガット調で

「お父さん、今まで何を学んできたの」
「そうさな、役立たないこと90% 役だたないこともまた楽しいということ9%」
「あと1%は?」
「・・・・ハイホー」
カート・ヴォネガットのようにうまくいかないな・・・・

ま、いいか・・・ハイホー!

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