2013年6月14日金曜日

小商い


小商いという言葉があるらしい

大量の人を対象にした大きな店舗や企業。その拡大成長、経済至上主義に対して
経済成長なしでもやっていける社会・・・・

そういえば、僕が大学のころは
石油資源の枯渇などの危機感もあり経済成長にも陰りが見えたころ
シューマッハーのSmall Is Beautifulや
ローマクラブの成長の限界
といった本が出ましたね。夢中になりました。

しかしその後、
残念ながら
経済成長というか・・・経済成長ゲームの世界に突入、
そして崩壊…いやいや、バブルがはじけても崩壊はしてません。
世界は、株価などで一喜一憂、まさに今ゲームに夢中です。
そして世はグローバリズムという、経済至上主義が真っ盛り!

東日本震災の後の「変わらなければ」の合唱なんて忘れたみたいにね

で、小商い!

これ、設計事務所ってまさに小商いですよね。
「小商いとは存在し続けることが拡大することに優先するような商いのこと」

店舗もいらず、在庫なしで一人でできる。
ローカルな商売、初期投資なし、お客と直接かかわる商売。
ホント拡大できない存在するだけ
しかし、現場などで苦労も多いけど生きてるって感じが味わえる商売。

いつも設計事務所連中は、ビジネス感覚がないよな・・・なんてお互いに愚痴って
変わらなければなんていっていますが、
実を言うと変わる必要がないのだろうかなんて
実を言うと設計事務所って
もっとも新しいビジネスモデルかも(そこまでは思っていはいませんが)

小商いという言葉を聞いて、チト思うのであります。
丁寧に一つ一つ仕事をこなすこそ・・・・

しかし、世間はグローバリズム時代に、
生き残る小商い(設計事務所)にも工夫は必要です。苦労は続くのです・・・

で、
苦労はリズム(グローバリズム・・・)

お後がよろしいようで。

2013年6月12日水曜日

鉄板(ガルバリウム鋼板)屋根

都市部では、家を軽くし、高さ、防火性、メンテナンスの容易さ、緩勾配の水処理
から、屋根は
色がついたガルバリウム鋼板のタテハゼ葺きにしています。

10年前くらいまでは、色つきのガルバリウム鋼板は高かったこともあり
ガルバリウムの素地・・・
しかし反射が激しいと隣家からクレームが来ることもあり、値段も落ち着いたので
今は色つき。
良く使うのは耐摩カラーGL、セリオスなどで。今ではたくさんの種類が出ています。
鶴見川の家ですヨドカラー萌です。

年配の方が考えてる鉄板葺き(安普請)とは全く違ったものと言っていいでしょう。


さて、ガルバリウム鋼板のタテハゼ葺きは優れた屋根仕上げですが
二つだけ問題が

雨の音と夏の熱です。
これを止めるのが
専用の断熱材です。屋根の小屋の断熱とは別に、鉄板の下に敷きます。


東レ ペフ、セキスイ ソフトロン、古川電工のしずかエースなどですね。
これを敷くことで。屋根は安心です。
写真で職人の足元のグレーのシートです。
86年より設計で山荘も含め使っていますが。雨漏れはゼロです。




2013年6月11日火曜日

計画の変遷

今回の用賀の家
第一案から第6案への変遷!


第1案
定石通り、南側に庭を、環境としては2階が気持ち良い空間
元あった家の雰囲気からイメージされたものです。
北側の旗竿が写真奥に見えます。

第6のd案
既存建物が解体されて、現地で打合
庭が意外と影になる・・・
ということと、北側に旗竿で接道ということで
建物を南側に配置!
北側に庭、光はハイサイドライトの案(第4案)

道路と旗竿、前庭がうまくつながり
そしてさらに進化
住みやすい空間ができました。
旗竿部分からの写真です。第1案と反対からの写真。


プランは最初のインスピレーションも大事ですが
練りながら生まれるインスピレーションも
大切にしたいものです。

とにかくいろいろと考えて意見を出してみることは大切ですね。


2013年6月7日金曜日

防火設備(サッシ)の事

2011年1月に樹脂製防火設備の不備が発覚してから

http://tostem.lixil.co.jp/oshirase/20110128/(トステム以外も同じです)

通則認定を個別認定にすることで信頼回復を図ってきた
サッシメーカー

しかし、費用と時間がかかる個別認定の準備がなかなかととののわず

通則と個別の平行、使えるサッシがどれがいつまで使えるかわからない状態が

続いてきて、この4月に一斉に・・・ということだったのだが

やはり現場が間に合わず、9月契約、12月出荷(未確認)といった状況になるようです。

現場の混乱は結局は設計や住み手ににも影響します。

個別認定というのは、仕様を決めて実験をするので、ある型や寸法の幅というのがあり

沢山の実験をしなければなりません。サッシも引違の巾1.6m×2mを確認したからと言って

より小さな突出し窓がOKにはならないのです。

だから、メーカーも大変と言えば大変なのですが・・・

設計の現場も、個別認定の仕様はガラスも決まっていて、東京あたりのペアガラスのサッシに対し

値段が1.5-3倍と言われています。ですから設計と金額調整が難しいということになります。

1軒あたり60-120万ぐらいアップしますからね。

2013年6月6日木曜日

お遊びのこと


ここ、10年ばかり音楽の事をそれなりに楽しんでいます。
そしてミクシーやフェイスブックが
このところとても役立っていますね。
そんなつながりから目黒あたりを中心に音楽仲間も100人程度??

ブルースという音楽のセッションを、飲み屋で7年ほど仕切られせていただいたり、
目黒界隈の音楽仲間で大小のライブを企画したり、参加したり。

このライブも、先日日曜日、目黒界隈の音楽仲間のライブに一緒に出させていただいたもの。
渋谷のテラプレンというブルース系では有名なライブハウスです。

プロではありませんので、音楽性というよりみんなで楽しむという感じ。

最近は、高齢者の老後の話がでますが、音楽仲間にとっては、そこそこ健康であれば
老後は楽しいものだと思います。みんなを見ているとね。とてもいいことだと思っています。

写真は僕たちのバンド、その日ライブために急遽つくったバンドで(練習2時間)
メンバーの頭文字を並べてTKBというとりあえずのバンド名!
当日は、目玉商品の若い女性ボーカル風邪で欠席、スライドギターの名手間に合わず
で、ホントの楽しさだけのバンド・・・

このバンド名を読み替えると・・・あらら、東京 高齢者 バンド だった 

音楽は高齢を救う・・・



2013年6月5日水曜日

厚くなる断熱材

断熱材は、どんどん厚くなっていますが

床下の断熱、今までは根太の間だけに入れるというのが一般的でしたが
これは、根太の高さ分、45ミリしか入りません。
高断熱化の波でそれでは厳しいので、
最近では、根太を支える大引き分まで使います。
という訳で、断熱材も
写真のように切り込みを入れて、厚く使うようになっているんですね。

いっている意味が分かんない???でしょうね

カタログから


2013年6月4日火曜日

屋根が出来つつある



軒先が出るデザイン・・・鶴見川の家です。
美しい軒先ができつつあります。
完成が楽しみだな・・・

屋根は
着色ガルバリウム鋼板のたてはぜ葺き(立平葺き)、
シンプルで雨漏りもなく屋根工法としては理想的です。
但し、夏は表面が暑くなるので、下地に専用の断熱材。
そして屋根の厚い断熱材(180㎜)を使います。