2015年6月23日火曜日

子はかすがいともうしますが、今じゃ


子はかすがいと申しますが

それは、かすがいが木材をつなぎとめる役割を果たしていいたからです。

しかし、

阪神大震災で、多くのかすがいが外れてしまいました。下の金物がかすがいです。






で、土台と柱をかすがいなどの金物でつなげるだけでは

安全ではないということで

頑丈な柱緊結金物、ホールダウンという金物が考えられました。

基礎に直接柱をつなげる金物です。

地震時に柱が抜けてしまわないようにする金物ですね。

たくさんビスが使われていますね・・・頑丈そうですね・・・・

この取り付け金物と他のアンカーボルトや筋違の金物が

現場でぶつからないようにしないといけません。

図面や現場でコンクリートを打つ前に、チェックしておかないと

現場は悲惨なものになります・・・

ま、そのために現場監督や建築士の監理が必要なんですけどね。


ということで

いまじゃ、「子はかすがい」といったら・・・大きな問題が生じたら、はずれる(離婚する)

ということですね

これからは「子はかすがい」ではなく

「子はホールダウン金物」といいましょう!


ちなみに、昔の建物は柔構造的な発想なので、この柱の引き抜きは思ったより

おこりません。柱の引き抜きは、建物を固くした結果生じるものです。

だから、昔のかすがいは役立たずではないのです。あしからず・・・







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